浦和レッズ vs 広州恒大

大会:AFCチャンピオンズリーグ2016

結果:浦和レッズ 1-0 広州恒大

場所:埼玉スタジアム2002 観衆30282


今シーズンもスタートダッシュにつまづいているACLの日本勢。Jリーグも開幕して一ヵ月以上経つことですし、そろそろエンジンをかけてもらわないと困りますね。大挙して押し寄せた広州サポーターに、しっかりとアウェー気分を満喫してもらえたであろう、ACLの大一番を現地観戦です。


昨年のアジアチャンピオンの広州恒大。近年は日本のクラブが圧倒されている印象しかありません。欧州クラブ並みの強化費から見ても、当然の結果なのでしょう。日本にも優秀な外国人選手がいた過去もありましたが、中国との違いは優秀な外国人監督の存在。日本にも監督に10億円をかける時代はやって来るのでしょうか。


そんなアジアのビッククラブに対抗できるのは、平日ナイターでも3万人動員できる浦和だけではないでしょうか。日本の誇りを取り戻そうと、いつも以上の一体感を感じる埼玉スタジアム。そんな雰囲気に押されたのか、広州にいつもの迫力は感じられません。


浦和は後半7分、右サイドの関根選手がクロスを入れ、宇賀神選手が折り返し、これを武藤選手が頭で合わせ先制点を奪います。その後も李選手や興梠選手のシュートなどで、何度も決定機を作り出しますが、次の1点は取ることが出来ません。広州の息の根を止めるチャンスは数多くありましたが、おかげで試合は最後まで、スリリングな展開を楽しめました。


それにしてもここまで広州を押し込んだ試合は、バルセロナ戦以外で初めて見たかもしれません。試合後半はロングボールを放り込んでくる広州。そんな単純なパワープレーでも、やられてしまう日本のクラブを何度も見て来ましたが、浦和は最後まで落ち着いていました。アジアチャンピオン相手のヒリヒリした勝負。こういう試合が見られれば、ACLはもっと魅力ある大会になると思うんですけどね。試合後の「We are REDS」の大コール、痺れました。


試合採点

ハッスル度 7

見応え度 7

名勝負度 6.5

満足度 7.5

一体感度 8