浦和レッズL vs INAC神戸レオネッサ

大会:なでしこリーグ1部 第6節

結果:浦和レッズL 1-4 INAC神戸レオネッサ

場所:浦和駒場スタジアム 観衆3047


新代表監督も決まり、心機一転の「なでしこリーグ」第6節を現地観戦して来ました。ついでに高倉新監督への期待も一言。アンダーカテゴリーでは全ての大会で優勝するという、完璧な結果もさることながら、特筆すべきはそのサッカー内容の面白さ。フル代表では簡単に行くとは思いませんが、育成年代で見せてくれた「質の高い楽しいサッカー」が見られるならば、これ以上ない監督と言えるでしょう。初采配となるアメリカ戦では、どんなメンバーを揃えてくるか非常に楽しみです。


サッカー観戦をしていて、一番出会いたくないのが「スコアレスドロー」の試合。前半を見る限りでは、ゴールの気配はほど遠く、0-0決着も覚悟するほどの内容でした。それだけに、後半5分に決まった吉良選手のゴールは嬉しかったですし、膠着した試合を動かした一撃にもなりました。


追い上げるINACはその後怒濤の4得点。結果だけを見ればINACが逆転での圧勝ですが、両チームにそれほどの差があったようには見えません。INACの得点はほとんがセットプレーからのもの。流れの中から崩すシーンはほとんど見られませんでした。


INAC全盛期の得点源、大野選手、川澄選手、高瀬選手。この3人の得点力が落ちていることも、近年の低迷に繋がっているのではないでしょうか。特に高瀬選手は、サイドでボールを受けてチームを助けていますが、もっとゴール前での仕事に専念して欲しいですね。


一方いまだ勝利なしの最下位と、ドロ沼から抜け出せない浦和。開幕のベレーザ戦を見た時は、ここまで現状を予想できませんでした。こちらも課題になるのは得点源。その意味ではエースの吉良選手のゴールや、白木選手にも可能性を感じる試合ではあったのですが・・・ まだまだ序盤戦とはいえ、男子と真逆の状態は早く抜け出したいところですね。昨日の名古屋戦とスコアまで真逆なのは偶然でしょうか?


試合採点

ハッスル度 6

見応え度 6

名勝負度 5.5

満足度 6

心機一転度 5