FC東京 vs ガンバ大阪

大会:JリーグD1 1stステージ第14節

結果:FC東京 1-0 ガンバ大阪

場所:味の素スタジアム 観衆37805


チャンピオンズリーグ決勝を録画観戦した後のJリーグ観戦。ちょうど先日ハリルホジッチ監督が「欧州とはフェラーリとバイクくらいの差がある」とコメントしていましたが、くしくも似たような渋い試合を見ることに。12位の東京と6位のG大阪の一戦を現地観戦です。


丹羽選手が負傷から戻り、ディフェンスが安定してくると、ジワジワと順位を上げてきたG大阪。その一方で前線の3枚看板はいまだにシックリ来ていない様子。宇佐美選手のドリブルや、アデミウソン選手のスピードなど、個人個人では見せ場も作るのですが。逆にこの3人が噛み合った時には、とんでもない爆発力が期待できそうなんですけどね。


一方ホームの東京は、先日のACLでショッキングな敗戦を喫したばかり。その流れを引きずるように、前半からなかなかチャンスが作れません。時折左サイドから起点を作りますが、クロスの精度が今ひとつ。やはり太田選手の抜けた穴は大きいですね。


ボランチの攻撃参加も少ないので、攻撃の厚みも物足りない印象でした。後半35分にセットプレーから前田選手がヘッドで決めて先制ゴール。この得点を守りきった東京が勝利を収めました。


ホームでの勝利に3万人以上の人達にとっては、満足してスタジアムを後にしたのかもしれません。しかし、中立の僕にとっては「決着がついて良かった」というのが素直な感想の試合でした。


セットプレーの1点を守り切るという、フィッカデンティ時代の名残のような試合展開で、このまま東京が勢いに乗るようには見えません。今ひとつ見えてこない城福監督の目指すサッカー。開幕前の期待感が高かっただけに、今の成績は物足りないところ。それだけにACLは一発逆転のチャンスだったのですが・・・


試合採点

ハッスル度 5

見応え度 4.5

名勝負度 5

満足度 5

バイク度 6.5