ジェフユナイテッド千葉L vs INAC神戸レオネッサ

大会:なでしこリーグカップ1部 第3節

結果:ジェフユナイテッド千葉L 0-1 INAC神戸レオネッサ

場所:フクダ電子アリーナ 観衆1845


なでしこリーグカップと同時に、川澄選手の国内最終戦という意味合いもあった試合でしたが、なんと電車が完全ストップ。復旧まで時間がかかり、なんとか辿り着いたフクアリ到着は、後半に入ってからになってしまいました。そんなわけで、千葉とINACの対戦を40分だけ現地観戦です。


会場到着時には0-1というスコアでしたが、そこから試合は動くことなく決着となりました。後半だけを見る限りでは、千葉のシュートがバーを叩くなど、チャンスの数ではINACを上回っていた印象でした。左サイドで何度もドリブル突破を仕掛けていた上野選手。キラリと光るハツラツプレーが目を引きました。


試合内容以外に気になったのが選手交代です。千葉が3枚、INACが2枚と、カップ戦ルールの5枚を使い切ることなく試合を終わらしました。若手育成という目的でもあるカップ戦で、目先の勝敗にこだわってしまう監督。若手にチャンスを与えるという以外でも、5枚の交代カードの使い方は監督の腕の見せ所でもあるんですけどね・・・


さて、この試合を最後にアメリカ移籍となる川澄選手。その明るいキャラクターはもちろん、積極的なプレーで観客を魅了してきた人気選手。ドリブルで自ら仕掛けられ、シュートも上手い。ゴール前でボールを持てば、ワクワクさせてくれる好選手でした。


しかし近年はその積極性が影を潜め、シュート数0の試合もしばしば。「川澄ゾーン」というフレーズも、最近ではめっきり聞かれなくなってしまいました。フィジカルの衰えよりも、メンタルの問題のようにも思えるのですが、そんな中でのアメリカ再挑戦は良いタイミングかもしれません。もう一度、積極的で輝く川澄選手のプレーを見せて欲しいですね。


その一方でINACとなでしこリーグにとっては正念場。いいかげんに川澄選手に次ぐ、お客を呼べるスター選手が出て来てもらわないと・・・


試合採点

ハッスル度 4

見応え度 4.5

名勝負度 5

満足度 4

花道度 4