結果:スフィーダ世田谷FC 0-4 ノジマステラ神奈川相模原
場所:味の素フィールド西が丘 観衆686
2部のほうもカップ戦が行われているなでしこリーグ。全勝負け無しのノジマステラと、逆に勝ち点0の世田谷との対戦。両極端なチーム同士の対戦ですが、ウォーミングアップをするノジマには、1部のチームのような風格も付いてきたように映りました。世田谷はホームで意地を見せられるか。第6節を現地観戦です。
ノジマは主力選手をほとんど温存した形のスタメン。全勝1位の余裕がなせる技かもしれませんが、カップ戦はもともと若手発掘の意味合いもあります。菅野監督の采配には好感が持てましたが、どうせなら5枚の交代カードは使い切って欲しかったです。
ノジマがメンバーを変えてきたことで、世田谷にもチャンスが生まれました。前半13分には永田選手、38分には橘木選手がシュートを放ちますが、ともにポストに弾かれてしまいます。キーパーのファインセーブも飛び出し、前半は世田谷ペースの試合展開になっていました。しかし流れが変わったのは後半21分、ノジマが交代カードを3枚同時に使用。暑さもあって世田谷の足が止まってきた時間帯だっただけに、効果的な交代策でした。
先制点が生まれたのはその5分後。スローインから左サイドを突破して、権野選手がボレーで決めました。勝負はこの得点により決したように見えました。2列目から追い越して来る選手を世田谷ディフェンスはつかまえきれず、フリーでなんなく決められてしまいます。終わってみれば4失点。やはりオフ・ザ・ボールの動きの質にも差があるように映りました。
世田谷はロングシュートくらいしか手が無かったですからね。主力選手を温存しての完勝と、やはりノジマは貫禄が付いてきた印象です。センターバックの寺田選手などもサイズがあって目立っていました。170オーバーの選手はサッカーでは貴重な存在ですからね。新しい選手の発掘を期待しつつ、でもやっぱり田中陽子選手のようなスター選手も見たいというジレンマ・・・ 今のなでしこジャパンにも当てはまるのですが。
試合採点
ハッスル度 5.5
見応え度 6
名勝負度 6
満足度 6
好采配度 6.5
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