結果:日本 0-3 スウェーデン
所:テレビ観戦
高倉監督に変わってから2ヵ月連続での親善試合。前回のアメリカ戦は、準備期間なしのぶっつけ本番状態でしが、今回のスウェーデン戦では高倉監督カラーも随所に表れていました。その最大の変化がフォーメーションと選手のポジション変更。
主要なところでは熊谷選手をワンボランチで配置し、永里選手を左サイドへ。永里選手に関してはアメリカ戦でもサイドで起用され、かつ得点も決めましたが、この試合ではスウェーデンにこのサイドを再三突破される、ウィークポイントになってしまいました。
熊谷選手を一列上げるアイデアは面白いと思いましたが、逆にそこからボールを奪われ失点を重ねてしまいます。ようするにこの試合でテストしたことが、全て裏目に出るという結果に。もちろん上手く行くかどうかは、トライしなければ分からないのですが・・・
高倉監督の狙いがもう一つ分かったのは、佐々木監督時代の遺産を使わずに、一からのチーム作りを目指していることです。岡田監督の遺産を引き継いたザッケローニ監督は、出足こそ好調でしたが4年後の本番で失速してしいます。若手に経験を積ませつつ、かつチームを成熟させて行くこの方針は、おそらく時間がかかるでしょう。3年後4年後を見据えたチーム作りを目指していることは間違いないようです。
問題はマスコミやサポーターの人達が、それまで我慢できるかどうかです。女子サッカーの話題がニュースになることも減り、世界ランクもいつのまにか7位に後退。それでも高倉監督は周りからの圧力に負けずに、新たなチーム作りを続けることが出来るでしょうか。「世代交代」に舵を切ったのならば、こういう試合を見守っていくことも必要なのかもしれませんが・・・
試合採点
ハッスル度 4
見応え度 4.5
名勝負度 5
満足度 4
試行錯誤度 6.5
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