FC東京U-23 vs 大分トリニータ

大会:JリーグD3 第18節

結果:FC東京U-23 1-2 大分トリニータ

場所:江東区夢の島競技場 観衆2452


真夏開催のJ3リーグ。この時期はナイターでさえクオリティーが落ちると言われているのに、日中開催はもはや地獄。観戦する方ですら体力を消耗するほどの環境下での、3位の大分と14位のFC東京U-23の対戦を現地観戦です。


炎天下でのポイントは、いかに体力を温存できるか。日本サッカーの風潮として、「全力プレー」「走るサッカー」を美学としているところがありますが、人間の体力にはおのずと限界があります。特に今日のような環境下では、休むところは休み「ここぞの場面」でいかに走れるかがポイントになって来るでしょう。


そのメリハリを上手く使えていたのは大分のほうでした。前半26分には東京に先制点を許しますが、すぐその2分後にキム選手が同点ゴール。失点直後にパワーをかけて点を取りに行った形が実を結び、その後は終始大分ペースで試合を進めることが出来ました。


前半36分には大分のセットプレー。裏から走り込んできたダニエル選手を、東京は捕まえきれずにフリーでゴール。大分は交代カードも使いながら、消耗戦を上手く乗りきりました。やはりこのような暑さの中では、試合のペース配分や交代策など、監督の采配も勝敗に大きく関わってきますね。


一方の東京ですが、生地選手のドリブルや、キーパー圍選手のファインセーブなど、個人個人では見せ場も作りましたが、やはり大分と比べて、勝利へのどん欲さはあまり感じられませんでした。U-23ということで、見るほうも勝敗よりも「育成」ありきで見てしまうのですが、そんな中でも水沼選手は、一人勝利への闘志を見せていたのは流石でした。


試合採点

ハッスル度 5.5

見応え度 5.5

名勝負度 5.5

満足度 5

消耗度 8