大会:JリーグD2 第26節
結果:清水エスパルス 2-0 FC岐阜
場所:IAIスタジアム日本平 観衆11143
最近ではJリーグの大物監督が相次いで解任の憂き目にあっていますが、岐阜のラモス監督もその一人。吉田新監督となり、初勝利がどうしても欲しいでしょうが、プレーオフボーダーラインの清水も絶対に負けられないところ。6位清水と19位岐阜との対戦を現地観戦して来ました。
前半から清水のボール支配率が圧倒的に上回りますが、シュートシーンはなかなか見ることができず、モヤモヤした展開が続きます。そんな流れを払拭したのが、前半35分に生まれた鄭大世選手のゴール。ダイレクトに合わせた見事なゴールでしたが、その一手前の竹内選手の粘りが、この先制点に結びつきました。
追いつきたい岐阜の吉田監督は、後半頭から2枚の交代カードを使い、積極采配に打って出ます。しかしこの交代によって、逆に流れは清水へと傾いてしまいました。
清水の両サイドがドリブルを仕掛けることによって、岐阜ディフェンスは後手に回りファールが多くなります。前半にはあまり見られなかったシュートシーンも、後半に入ると乱れ打ち。それでもなかなか得点が生まれず、逆にレオナルド選手にバー直撃の弾丸シュートを放たれるなど肝を冷やす場面も。
しかしこの嫌な空気を振り払ったのは、やはり鄭大世選手でした。ゴール前でボールを受けると、振り向きざまの見事なシュート。この得点によって勝敗は決しました。鄭大世選手はポストプレーでも圧倒な強さを見せ、川崎時代を彷彿させるほどのパフォーマンス。清水にとってはまさに欠かせない助っ人になっていますが、これだけの選手をJ2に置いておくのも、少しもったいない気もしてしまいました。
試合採点
ハッスル度 6
見応え度 6
名勝負度 5
満足度 6
鄭大世健在度 8
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