大会:リオ・オリンピック2016 サッカー男子
結果:日本 2-2 コロンビア
場所:テレビ観戦
ナイジェリア戦からメンバー4人を変えてきた手倉森監督。初戦の流れを変える狙いとともに、中2日のターンオーバーの意味合いもあるでしょう。負ければ終わりの試合ながら、勝ったその先のことも見据えている手倉森監督は、やはり今までの日本人監督には無い面白さを感じるのです。
序盤から出足が素晴らしかった日本。慣れ親しんだフォーメーションに戻したこともあり、コロンビアにほとんどチャンスを与えません。ナイジェリア戦での課題だった玉際の競り合いも激しく、井手口選手を先発させた狙いがハマりましたが、いかんせん今日のレフリーがよく笛を吹くのでヒヤヒヤもしました。
それでも先制したのはコロンビア。ワンチャンスをモノにする抜け目の無さはさすがですが、この展開は何度も見て来た光景。藤春選手のオウンゴールが入ってしまった時は、「もはやここまで」と思った人も多かったのではないでしょうか。
しかし選手達の心は折れていませんでした。後半22分には浅野選手、29分には中島選手のミドルシュートが決まり同点。大島選手、南野選手の2枚交代策がものの見事に機能したわけですが、それ以上に選手達のあきらめない気持ちが、この結果につながったように思いました。
すでに足の止まっているコロンビア。ここで勝負を決め切ることが出来れば、「アマゾニアの奇跡」として名が残りそうな試合だったと思いますが、第3戦まで望みをつないだのも実実。スウェーデン戦にもおおいに期待を抱かせてくれる、今日の日本の戦いぶりでした。それにしても浅野選手は素晴らしかった。今日ぐらいの実力を出せれば、アーセナルでも十分通用するのでは?
試合採点
ハッスル度 7
見応え度 7
名勝負度 6.5
満足度 7
アマゾニアの奇跡度 5.5
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