大会:JリーグD2 第33節
結果:松本山雅FC 1-0 清水エスパルス
場所:松本平広域公園総合球技場 観衆17880
昨シーズンまでJ1在籍チーム同士の対戦は、松本が2位で清水が4位。特に清水にとっては松本相手に勝ち点3が欲しいところ。注目のJ2上位対決を現地観戦して来ました。
序盤から気合十分の両チームは、球際の戦いでもヒートアップ気味。特にロングボールの多い両チームだけに、空中戦でのバトルも多くなり、ファールで試合が中断することもしばしば。こういう熱い試合をコントロールすることも、レフリーの力量にかかっているんですけどね。
試合が動いたのは前半24分。ピッチ中央付近からのセットプレーを、工藤選手が押し込んで先制。この得点シーン以外でも、松本のセットプレーのバリエーションは多彩で、何度も清水ゴールを脅かしました。
元代表監督の岡田さんが、日本サッカーの「型」となる「岡田メゾット」を作っていることは有名ですが、松本のサッカー(特にセットプレー)にも「型」があるのがよく分かります。セットプレーで点が取れなくなっている日本代表にも、参考にしてもらいたいものです。
終始松本ペースで進んだ試合でしたが、大前選手を投入してからは徐々に清水に流れが傾きます。しかし、鄭大世選手をめがけた単純なクロスが多く、松本ゴールを脅かすようなシーンはそれほど見られませんでした。持ち味を消されてしまった清水と、持ち味を出しきった松本。アルウィンの作り出す雰囲気が、そうさせているとも言えるのかも知れませんね。
試合採点
ハッスル度 6
見応え度 5.5
名勝負度 6
満足度 6
型度 6.5
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