浦和レッズ vs ガンバ大阪

大会:JリーグD1 2ndステージ第14節

結果:浦和レッズ 4-0 ガンバ大阪

場所:埼玉スタジアム2002 観衆43415


例年になく失速する気配のない浦和は、高木選手や駒井選手など、次々と好調な選手が台頭して来たのが大きいですね。一方のG大阪も1stステージは苦しんだものの、この時期にはしっかりこの順位にいるのは流石です。2ndステージ優勝を争う大一番。1位の浦和と3位のG大阪との対戦を現地観戦して来ました。


試合開始6分で生まれた浦和のゴールは、フットサルのような完全に崩した見事なゴールでした。この得点シーンに象徴されるように、とても良い内容のサッカーをしていた浦和。その攻撃のタクトを振っていたのが柏木選手でした。


大きな展開力が柏木選手の持ち味ですが、ノールックサイドチェンジには驚かされます。サイドチェンジから攻撃のスイッチが入る浦和と、ロングボールがそのままタッチラインを割ってしまうG大阪。柏木選手と井手口選手の差も出てしまいましたが、浦和とG大阪の対戦でこれほど差のついた内容の試合は近年では記憶にありません。


2-0と浦和リードで迎えた後半14分、アデミウソン選手が一発レッドで退場となります。スタンドからは詳細が見えませんが、この試合で一番がっかりしたシーンでした。2点差を追うチームが10人になっては、勝敗の興味はほぼ失ってしまいます。地上波中継されるほどの大一番。レフリーもなんとかできないものなのでしょうか・・・


その後は浦和の独壇場で4発快勝。ほとんどの得点に絡んでいた駒井選手はMVP級の大活躍でした。1対1で必ず仕掛ける姿勢は、見ていて気持ちがいいですね。この勝利でグッとタイトルが近づいた浦和。その一方で、この大一番でも観衆が5万人に届かなかったことには、危機感を感じてしまうのです。


試合採点

ハッスル度 6

見応え度 6.5

名勝負度 5

満足度 6.5

独壇場度 7