大会:Jリーグチャンピオンシップ 第2戦
結果:浦和レッズ 1-2 鹿島アントラーズ
場所:埼玉スタジアム2002 観衆59837
日本サッカー最大の課題と言えば「決定力不足」。それは得点を決められないことではなく、「優勝を決める」「残留を決める」といった大一番で、ことごとく結果を残せないことです。
最終節で2-0から逆転を許し、年間王者を逃した川崎。ホームに3万人の観衆を集め、最下位相手にスコアレスドローを演じてしまう札幌。残留争いにいたっては、自力で決めたのは磐田のみ。そして極めつけがこの試合。
浦和にとっては毎シーズンのように繰り返される光景ではあるのですが、とにかくスッキリさせてくれないJリーグ。ここぞの試合でがっかりさせられたことが何度あることか。ようは観客の期待に応えていないのです。
ホームアドバンテージが無いのがJリーグの特徴。顧客満足度が上がらなければ、1ステージ制に戻したところで、ファンの数は増えていかないでしょう。6万人近いホームで逆転で優勝をかっさらわれる。プロレスファンにとってはありえない展開なのですが、まぁガチンコと言えばガチンコなんですけどね・・・
しかし試合自体は面白いものでした。攻守の入れ替えの早い激しいゲーム。浦和の敗因をあげるとすれば采配。交代一番手で入った青木選手はシーズン中では守備固め的な役割の選手。「ドローでOK」というメッセージが、浦和の勢いにストップをかけたように映りました。
一方の鹿島は流石の勝負強さ。勝ち点差が開いていたこともあり、鹿島がヒールのようになっていますが、現行ルールを最大限生かしただけで文句無しの優勝。クラブワールドカップでも、日本代表としてその勝負強さを発揮してもらいたいものです。
試合採点
ハッスル度 7
見応え度 6.5
名勝負度 6.5
満足度 6
無情度 7
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