大会:FIFA U-20女子ワールドカップ 準決勝
結果:U-20日本 1-2 U-20フランス
場所:テレビ観戦
華麗なテクニックやパスワークで、現地パプアニューギニアの人達を大いに沸かせていたヤングなでしこ。しかしこの試合を見るのは、さぞ退屈だったことでしょう。それくらいゴール前の攻防の少ない、我慢比べの試合になってしまいました。
パスは回せどゴール前では簡単に潰されていまう日本。一方のフランスも精度が足りず、お互いにゴールの匂いがまったくしない試合展開。ようやく試合が動いたのは延長に入ってからでした。日本の左サイドを突破され、クロスから頭で決められフランスが先制。勢いに乗ったフランスを止めることが出来ず、立て続けに失点したのはやはり痛恨でした。
優勝を目指していたヤングなでしこの挑戦はここで終了。負け方もU-17と比べて消化不良気味。見事な采配を続けていた高倉監督も、この試合に限っては、裏目に出てしまったのも残念でした。「個に負けない組織力がある」と大会前のコメントにありましたが、やはりフランスのパワーには簡単に潰されてしまう現実。
今以上の組織の精度を磨いていくのか、永里選手のような強い選手を育てるのか、今後の日本の宿題ですね。リオ五輪予選敗退から始まった今年の女子サッカー界。ある意味この大会に賭けていただけに、高倉監督のショックも大きいかもしれません。もちろん世界ベスト4という成績は素晴らしいのですが、チャンピオンになれるだけの実力は、間違いなくありましたからね・・・
試合採点
ハッスル度 4
見応え度 4.5
名勝負度 5.5
満足度 4.5
消化不良度 8
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