大会:FIFA U-20女子ワールドカップ 3位決定戦
結果:U-20日本 1-0 U-20アメリカ
場所:テレビ観戦
予想に反してアメリカがドン引きしてしまったため、「どう勝つか」というよりも、「どう点を取るか」の一点に興味を注がれる試合となりました。シュート数日本の29本に対してアメリカが3。世紀の番狂わせと呼ばれる「マイアミの奇跡」よりも圧倒的な数字で、アメリカにすれば耐えて耐えてカウンターを狙う時間が続きます。
それでもアメリカのキーパーが当たり出してくると、まさにアトランタオリンピックを彷彿させる試合展開に。籾木選手のシュートがゴールバーに弾かれた瞬間は、PK戦での敗北も覚悟しました。
均衡が破れたのは87分。散々あらゆる角度から、アメリカゴールの壁に挑みましたが、ようやく決まった得点が意図しないものというのも面白いもの。まぁ実力通りの順当勝ちで、アメリカに勝って終われたことも何よりでした。
大会MVPには杉田選手、得点王には上野選手。しかしそれ以上のパフォーマンスを見せてくれたのが長谷川選手でした。長谷川選手がボールを持つと、何かをしてくれそうなワクワク感。それは中村俊輔選手や小野伸二選手に感じる、同じような期待感を抱かせてくれた選手でした。
残念だったのはアメリカが引いてしまったこと。ワールドカップの試合で、アジア予選のような戦いは見たくないですからね。高倉監督が交代枠を使い切らない試合があったことも気になりました。育成年代の大会という意味でも、経験値を与えない采配には疑問アリなのです。
試合採点
ハッスル度 5
見応え度 5.5
名勝負度 4
満足度 5.5
ドン引き度 8
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