INAC神戸レオネッサ vs 日テレ・ベレーザ

大会:なでしこリーグ1部 第9節

結果:INAC神戸レオネッサ 1-0 日テレ・ベレーザ

場所:ノエビアスタジアム神戸 観衆2596


INACにとって3冠奪取という目標以上に、ベレーザに勝つことが至上命題。なにせ4年間勝てていない相手なのですから、選手達はもちろん、スタジアムの空気も「今日こそは」という悲壮感が漂っていました。


松田監督は高瀬選手をなんとサイドバックで起用する奇策。おそらく長谷川選手対策だと思われますが、この采配が見事的中。ベレーザのストロングである左サイドをほとんど機能させませんでした。


中央でボールを奪われ、ピンチを招く悪癖はこの試合でも度々見られるのですが、やはり気迫の部分ではINACが上回ったこの試合。退場処分で10人になりながらも、粘りの守備で京川選手のPKの1点を守りきりました。


INACらしくない泥臭い勝利でも、あれだけ気持ちを見せられたらグッとくるものもありました。リーグ戦を面白くするという意味でも大きな勝利。それでもベレーザの実力が、頭一つ抜けだしているのは間違いないですけどね。


試合採点

ハッスル度 6.5

見応え度 7

名勝負度 6

満足度 7

泥臭さ度 7