なでしこジャパン vs ブラジル

大会:2017 Tournament of Nations

結果:日本 1-1 ブラジル

場所:テレビ観戦


「勝ちにこだわる」と言いながら、勝ちきれない試合が続きますね。新しい選手を試しながら、結果も求めていく難しさ。鮫島選手のセンターバックなど驚きの起用もありつつ、試行錯誤が続く高倉ジャパン。


佐々木ジャパンと高倉ジャパンの大きな違いは、サイド攻撃の割合。左サイドから崩した籾木選手の得点は、この試合唯一とも言えるサイドからの攻撃。中島選手も長谷川選手も中央寄りになることが多く、両サイドバックの攻撃参加もほとんど見られません。逆に中央でボールを失い、ブラジルにカウンターをくらう場面もしばしば。


宮間選手、川澄選手と、強力な両サイドがいたこともありますが、サイド攻撃が武器であり、生命線でもあった佐々木ジャパン。中央からの攻撃は、リスクが多く難易度も高い。この攻めるルートの違いが、なかなか勝ちきれない結果に繋がっているようにも思えるのです。


ただ試合的にはゴール前の攻防が多い面白い展開。キーパーとの1対1は「決めてくれよ」って感じですが、ブラジルのゴールも凄かった。あとテレビ映りを良くするため、バックスタンドに観客を集めるのはアメリカならではの演出。日本の関係者にも参考にして欲しいんですけどね。


試合採点

ハッスル度 6

見応え度 6.5

名勝負度 6.5

満足度 6

サイド攻撃不足度 7