日体大FIELDS横浜 vs 浦和レッズL

大会:なでしこリーグ1部 第2節

結果:日体大FIELDS横浜 1-4 浦和レッズL

場所:ニッパツ三ツ沢球技場 観衆781


ついにFIFAランクベスト10からも脱落した日本女子サッカー。先日のアルガルベカップを見ていても、日本のパスサッカーは世界のプレッシングに四苦八苦。日頃からあれくらいの激しい環境でないと、世界との差は開くばかり。


その日本女子サッカーの「日頃」が、なでしこリーグ。ほとんど外国人選手のいない中で、どれだけ世界レベルを意識して試合を出来るか。その点で、日体大と浦和では大きな差があったように見えました。


五分五分のボールをスライディングで奪い切る。キープレイヤーに体を当てて仕事をさせない。菅澤選手や猶本選手ら、代表選手が激しいプレーを見せるのは当然ですが、この日一番ファイトしていたのが新加入の佐々木選手。最近は代表から遠ざかっていますが、今日のようなプレーを続けていれば、再び呼ばれる日も近いのでは?


フォワード陣が得意を重ね、順調なスタートを切った浦和。その一方で2連敗の日体大は、試合以外の所でもいろいろと難しいこともありそう。


大学チームということで、どうサポーターを集めるかは目下の課題。4年周期で入れ替わる選手で、継続的な強化は図れるのか。以前1部にいた吉備国際大学を見ても難しいところ。


ベレーザや浦和だけが強くなっても、日本サッカー自体のレベルアップには繋がらない。日体大のような昇格チームが、どれだけ上位チームを苦しめられるか。どれだけ世界を意識した試合をできるか。なでしこジャパンが再び世界レベルに行くには、それしかないと思うのです。


試合採点

ハッスル度 6

見応え度 6

名勝負度 5

満足度 6

日常を世界レベルへ度 5.5