大会:AFC女子アジアカップヨルダン2018 決勝
結果:日本 1-0 オーストラリア
場所:テレビ観戦
強豪相手やトーナメントを勝ち抜くには、ゴールキーパーのビックセーブは必須。ドイツワールドカップの海堀選手や、ロンドン五輪の福元選手がそうだったように、キーパーが勝たせてくれる試合をなかなか見られなかった高倉ジャパン。しかしそれをこの決勝の舞台でやってのけた山下選手。
本人も「自作自演」とコメントしたPKストップもさることながら、その前のカー選手、デバナ選手のシュートを立て続けにセーブした時点で、「この試合行ける」と思いましたよ。
菅澤選手のポストプレーや、市瀬選手の予測能力、そして岩渕選手のキープ力にはビックリするくらい。それぞれの選手が自分の役割をしっかり果たし、決勝戦に相応しいハイレベルな攻防が見られた前半。
しかし後半は消耗しました。全試合フル出場の岩渕選手も足が止まり、前線に収まらなくなったことで防戦一方に。耐えていれば必ずチャンスは来ると思っていましたが、まさか本当にワンチャンスだったとは。
それを見事一撃で決めた横山選手。そんな選手がジョーカー的に出て来るわけですから、チーム内の良い競争も生まれている証拠。熊谷選手が「このままでは勝てない」と試合後コメントしていたように、まだまだ課題もあった試合内容。
しかしここまで結果も内容も伴わず、苦しんでいた高倉ジャパン。アジアチャンピオンという最高の結果が、なによりの自信になることは間違いないでしょう。暗い話題が続いている日本サッカー界。そんな時にいつも明るい話題を届けてくれたのが「なでしこジャパン」。そいうチームに再びなってくれたことが、優勝という結果以上に嬉しいのです。
試合採点
ハッスル度 7
見応え度 7
名勝負度 6
満足度 7
一撃必殺度 10
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