大会:なでしこリーグカップ1部 第5節
結果:日テレ・ベレーザ 2-1 浦和レッズL
場所:駒沢陸上競技場 観衆1143
代表組がいない中でのカップ戦大一番。浦和が2人なのに対し、ベレーザはなんと8人。普通レギュラーが8人抜ければ、戦力ダウンどころかまったく別のチーム。しかし実際にはそう思わせないベレーザの選手層や選手の質には、驚かされるばかりです。
ベレーザの前線は、小林選手、植木選手、宮澤選手の3枚。時間帯によってポジションを入れ替えるのですが、昨年までのように選手が自由に動いているわけではなく、規律のあるポジションチェンジで穴が開くようなことはなし。
この3枚がサイドでも中央でも持ち味を発揮できるのも強み。両サイドを広く使ったシステムも、個人的に好みの永田監督のサッカー。「自由で流動的」を良しとする傾向のある日本サッカーの中で、規律あるサッカーをベレーザがやることには少し驚きでしたが、だからこそ人が変っても同じサッカーが出来るんですけどね。
逆に浦和はベレーザに勝つ絶好のチャンス。「ここで勝たなくてどこで勝つ」というシチュエーションでしたが、やはりベレーザの壁は高かった。コーナーから先制することに成功しましたが、攻撃面では行き当たりばったりの印象。前半は機能したハイプレスも、この炎天下では最後は消耗してしまいました。
交代選手の活躍もあり、残り8分でのベレーザの逆転勝利。時間帯から見ても劇的な展開ではあるのですが、「なるべくしてなった結果」とも言えるのではないでしょうか。
試合採点
ハッスル度 6
見応え度 6
名勝負度 6
満足度 6.5
選手層度 7
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