車いすバスケ日本代表 vs オーストラリア

大会:三菱電機ワールドチャレンジカップ2018

結果:日本 65-56 オーストラリア

場所:武蔵野の森総合スポーツプラザ 観衆5173


リオ・パラリンピックを見ていて痛感した世界との差。特に高さで勝るオーストラリアなどには、その差が縮まることはないだろうと思えたくらい。だからこそ驚きだったこの日の試合。


日本が第1Qをリードするも、第2Qにはオーストラリアがすぐさま逆転。サイズの大きさに目が行きがちでしたが、個々の技術の高さにもビックリ。チームとしての強さも、さすが世界トップレベルのオーストラリアでした。


そんな相手になんとか食らい付いて行く日本。一進一退の攻防が続きましたが、第4Q頭からエンジンをかけてきたオーストラリア。逆転に成功するとそのままの勢いで5点のリード。普段ならこのまま勝負がつくのでしょうが、今の日本はそうなりませんでした。


ここまで相手マークに苦しめられていた香西選手が、この苦しい場面で連続ポイント。3度目の逆転に成功すると、そのまま勢いを渡す事なく日本の逆転勝利。強豪オーストラリアを倒しての価値ある優勝に、エース藤本選手の目には涙も見られました。


結果も内容も最高だったこの試合。それと同時にもう一つ嬉しかったことは、雨の日にも関わらずアリーナが5000人以上の観衆で埋まったこと。2年後の東京パラリンピックに向けても、大きな収穫のあった大会となりました。


試合採点

ハッスル度 7

見応え度 7

名勝負度 7

満足度 7

収穫度 7