日本 vs ポーランド

大会:FIFAワールドカップロシア2018

結果:日本 0-1 ポーランド

場所:テレビ観戦


西野監督には恐れ入ります。まずは先発6人を入れ替えたターンオーバー。確実にベスト16を目指すなら、これまでの固定メンバーで挑むのが鉄則。しかしそれでは選手の消耗は激しく、そこから先を勝ち進むのは難しいでしょう。


もちろんこのターンオーバーが失敗すれば、敗戦理由として叩かれること必至。それでも本気でベスト8を目指して来た西野監督の選択に、拍手を送りたくなりました。


ただ結果的にはこの新布陣は機能しなかった。ポーランドがプレッシングに来なかった影響もあり、スローテンポの試合展開に。逆に日本のツートップがボールを追うものの、ムダ走りも多く疲弊。守備のスイッチを入れる香川選手がいない影響も出てしまいました。


ただ相手は腐ってもポーランド。大会前には勝ち点を期待できるような相手ではなかったわけで、十分考えられた結果。それよりも川島選手の活躍で1失点に抑えたことが、予選通過に繋がりました。


そして長谷部選手を投入したのが37分。ここで西野監督が現状維持を決断したわけですが、この時点でアディショナルタイムを含めて残り10分。ラストプレーで劇的ゴールが多く生まれている今大会。セネガルが同点に追いつく可能性は十分あっただけに、あまりにリスキーだった西野監督の決断。


それでも西野監督はこの大博打に勝ち、復活が待たれた川島選手が活躍。そしてこのターンオーバーも意味を成して来るはず。ワールドカップ史上、最も見るに耐えない最低の試合を披露した日本代表。それでも史上初のベスト8に向けて、最高の準備は整ったと言えるのではないでしょうか。


試合採点

ハッスル度 4

見応え度 4.5

名勝負度 4

満足度 3

大博打度 10