日テレ・ベレーザ vs INAC神戸レオネッサ

大会:なでしこリーグカップ1部 決勝

結果:日テレ・ベレーザ 1-0 INAC神戸レオネッサ

場所:味の素フィールド西が丘 観衆1553


なでしこリーグをリードする2クラブですが、カップ戦決勝で対戦するのは実に2012年以来。6年たって女子サッカーを取り巻く環境も、両チームの力関係もすっかり変り、7000人以上の観衆を集めた当時の賑わいが、懐かしくも思い出されます。


試合は攻めるベレーザ、守るINACの構図。高瀬選手をサイドバックに戻し、伊藤選手の守備も効果的。それでも手を焼いたベレーザの両ウイング。ボールを持ったら迷うことなく仕掛けて行きますから、守る両サイドバックも守備に追われる展開。


INACはラインを低めに設定して、カウンター狙い。ただチームの特徴として、縦に早い攻撃はあまり上手くはなく、球離れの遅さも気になったところ。岩渕選手へのロングボールも多くなっていましたが、的が一つだと相手も対処しやすいですからね。


逆に怖い存在になっていたベレーザの田中選手。一瞬でマークを外す動きや、ボールの受け方などは一級品。サイドに流れて受けることの多い岩渕選手と違い、常にゴール前にいることもストライカーらしい。見事決勝ゴールを決めて、エースの役割も全う。このまま行けば、代表での立場も変わってくるのでは?


そんなわけで、やっぱり強かったベレーザ。自分達のサッカーをしたベレーザと、相手をリスペクトしたサッカーをせざる得なかたINAC。それでもなでしこリーグの頂上決戦らしく、ハイレベルでミスの少ない好勝負でした。


試合採点

ハッスル度 6

見応え度 7

名勝負度 6.5

満足度 6.5

ストライカーらしさ度 7