大会:2018 Tournament of Nations
結果:日本 2-4 アメリカ
場所:テレビ観戦
「誰が出ても変らぬサッカー」とは言うものの、熊谷選手、宇津木選手、阪口夢穂選手が抜ければ戦力ダウンは大きい。しかし、本番でそういう状況も無い訳ではないので、こういう大会でいろいろテストするのは大いに結構なこと。
それにしても。鮫島選手のセンターバックや有吉選手のボランチ起用。普段はボランチでプレーする阪口萌乃選手をサイドバックにコンバートするなど、普段していないポジションでの起用が多数。ここまで来ると代表チームではなく、クラブチームのチーム作り。何のための、なでしこリーグ?って気もしてきます。
そんな急造システムがアメリカ相手に通用するはずもなく。いざ点を取りに来たアメリカにあっさりと失点。ディフェンス面での「緩さ」は、普段のなでしこリーグからでも気になっているところ。寄せの甘さ、競り合いの弱さ。熊谷選手がいないと差がハッキリと現れてしまう部分。
この辺りの強度の強い選手。アメリカでプレーする川村選手や、競り合いに強い岩清水選手なども、テストして欲しいんですけどね。
それでも田中選手はストライカーとして一皮むけて、阪口選手や三浦選手も堂々としたプレーを披露。完敗の中にも収穫もあった試合。ただやはり、選手本来の能力を生かせるテストをして欲しいところ。鮫島選手のセンターバックも有吉選手のボランチも、アジアカップ本番では一度も起用しませんでしたら、本気でやろうとしているようには見えないのです。
試合採点
ハッスル度 5.5
見応え度 6
名勝負度 5
満足度 5.5
テスト色度 7
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