日本 vs コスタリカ

大会:キリンチャレンジカップ2018

結果:日本 3-0 コスタリカ

場所:テレビ観戦


衝撃。ジーコジャパン初戦の黄金のカルテットや、ザックジャパン初陣のアルゼンチン撃破の時も驚かされたけど、それに勝るとも劣らない衝撃度。ほんの数人メンバーが入れ替わっただけでも、質が落ちていた今までの日本代表。それがこれだけ一新されたメンバーで、これほどまでワクワクするサッカーを見せてくれるとは。


森保監督の代名詞といえば3-4-2-1。Jリーグで3度のタイトルを取ったこの可変システムも、世界的に見れば特殊。なおかつ日本代表ではザッケローニ監督、西野監督も3バックにチャレンジしたものの、ことごとく失敗。日本代表と相性の悪い3バックを、なぜ日本サッカー教会が選んだのか。正直期待よりも不安の方が大きかった、森保監督の日本代表監督就任。


それだけに、初戦を4-2-3-1の布陣で来たのには驚きでした。森保監督が「柔軟性のある監督」ということが、分かったことも嬉しい限り。そしてその采配もズバリ的中。


サイドバックが攻撃に絡む、厚みのある攻撃は日本の特長。先制点のコーナーキックのきっかけも、右サイドでの南野選手と室谷選手の攻撃からでした。


そして日本のストロングポイントは、やはり前線のタレント力。中島選手、南野選手、堂安選手が絡んだ連携は目を見張るばかり。ムダな横パスはほとんどなく、とにかくゴールへ向かう姿勢が見ていて気持がいい。


タテに早いわけではないが、今までにはないスピード感溢れる日本の攻撃。中島選手も堂安選手も、これくらいやってくれるだろうとは思いましたが、南野選手のプレーには想像以上に驚かされました。


ジーコジャパンの黄金のカルテットも、初戦でここまでは輝かなかった。これだけワクワクさせてくれた日本代表は初めてかも。とにもかくにも森保ジャパンの期待値は一気に急上昇。戦術のオプションとして、3-4-2-1も機能するようになると、ますます期待が膨らみそうなのです。


試合採点

ハッスル度 7

見応え度 7

名勝負度 5.5

満足度 8

好スタート度 8