なでしこジャパン vs ノルウェー

大会:国際親善試合

結果:日本 4-1 ノルウェー

場所:とりぎんバードスタジアム 観衆6185


アジアカップとアジア大会の2大会制覇。2018年はこれ以上ない結果を残した、なでしこジャパン。かといって、来年のワールドカップで優勝できるとか、東京オリンピックでメダルを期待出来そうとか。なかなかそう思えないのは、その試合内容から。


アジアの中でも耐えて耐えてワンチャンスをモノにする試合も多く、ブラジル、オランダ、アメリカなどの、格上相手にはほとんど勝てていない現状。そんな中で、近年ヨーロッパで勢いのあるノルウェーは、国内最終戦として最高の相手。


日本との体格差は一目瞭然で、カウンターにもスピード感があるノルウェー。特に10番のハンセン選手には手を焼いた日本。3人がかりでも止められない選手は、国際試合ならでは。こういう選手が、なでしこリーグに一人でもいると、普段から世界レベルを体感できるんですけどね。


横山選手、岩渕選手の得点で、前半のうちに2点のリード。しかし、高倉監督のコメントにもあったように、物足りなさを感じた前半の内容。後半に入ってパスが回るようになったのは、長谷川選手が中央にポジションを移してから。


サイドアタッカー的な選手ではない、長谷川選手をサイドで起用していたことで、なかなか代表では活かしきれていなかった日本のストロング。今シーズンのベレーザが劇的に変わったのも、長谷川選手を中央寄りに配置したことも一因。籾木選手、長野選手との相性も良く、面白いようにパスが回った後半のサッカー。


期待のU-20組の、長野選手や宮澤選手もその能力の高さをアピール。ただこの試合に関しては、その一つ上の世代、長谷川選手や籾木選手らが、その実力を見せつけた試合になりました。ノルウェー相手にこれだけ出来れば期待値もアップ。森保ジャパン同様、新しい選手達が躍動すれば、自ずとワクワクするサッカーが見られるものです。


試合採点

ハッスル度 6

見応え度 6.5

名勝負度 5.5

満足度 7

適材適所度 6.5