日本 vs ベネズエラ

大会:キリンチャレンジカップ2018

結果:日本 1-1 ベネズエラ

場所:大分スポーツ公園総合競技場 観衆33364


ベネゼエラと聞いて思い出されるのが、アギーレジャパンの2戦目。プラチナ世代と呼ばれる、武藤・柴崎・宇佐美選手の3人が揃って活躍し、新時代を予感させた印象深い試合。それよりさらに一世代若い、中島・南野・堂安選手が、ここまで頭角を現してきたことは嬉しい驚き。


この試合でもその勢いは継続中で、自信満々のプレーを披露。特に両サイドの二人は「もっとサイドバックの選手も使ってあげて」と思うほど、自らガンガン仕掛けていきます。


この積極性が今の森保ジャパンの勢いに繋がっているのですが、さすがにそこは対応して来たベネゼエラ。中島選手、堂安選手に対し、二人がかりの対応。対人のディフェンスも強く、スキあらば鋭いカウンター。南米のチームらしい好チームで、強化試合としてはうってつけの相手。


試合自体は1対1のドローに終わりましたが、アディショナルタイムには吉田選手の幻のゴール。ベネゼエラも露骨な時間稼ぎをするなど、親善試合とは思えない、最後まで勝負にこだわる姿勢にも好感がもてました。


前線には日本人らしい小兵が揃った一方で、ディフェンスには高さが揃ってきたことも収穫。サイドバックの大型化も森保ジャパンの特徴ですが、吉田選手よりも頭一つ大きな、シュミット選手がこのまま成長してくれれば、日本の大きな武器になりそうですね。


しかし、交代ごとにトーンダウンしてしまう感は否めず。前線の組み合わせのバリエーションも増やしていきたいところ。特に大迫選手が交代してからは、全く別のチームになってしまったくらい欠かせない存在。それだけに、期待されていた鈴木優磨選手が、負傷離脱でテストできなくなったことは、アジアカップに向けての痛手だったでしょうか。


試合採点

ハッスル度 6

見応え度 6.5

名勝負度 6

満足度 6

ディフェンス大型化度 7