日本 vs キルギス

大会:キリンチャレンジカップ2018

結果:日本 4-0 キルギス

場所:テレビ観戦


2018年日本代表の最後の試合。昨年の今頃はE-1選手権で韓国に大敗し、ハリルホジッチ監督の解任論も吹き荒れるドン底状態。そこからワールドカップでベスト16入りし、森保ジャパンになっても若手の選手が躍動するなど、信じられないくらいの躍進ぶり。「監督が変わればサッカーが変わる」ではありますが、ここまで激変すると驚いてしまいますよ。


ベネズエラ戦から11人全員を変えてきた森保監督。勝つか負けるかよりも、どう点を取るかの方が課題となりそうな格下の相手。開始早々に山中選手のファインゴールが決まりますが、やはり引いた相手を崩すことは簡単ではない様子。


ならば得意の3バックを試してみるなど、森保監督自身の戦術テストも見てみたかったです。後半途中から新BIG3を投入し、一気に流れが変わる日本。大迫選手を加えたこの4人の攻撃陣は、見ていて本当に楽しいし、強豪国相手でもいい勝負が出来そうに思えるほど。


その一方で、先発出場組との差もハッキリと表れてしまった形に。アジアカップは移籍関係で呼べない選手も出てくる可能性もあるだけに、BIG3頼りのチームにはして欲しくないもの。もちろん変わりの選手はいます。


乾選手、香川選手、原口選手。ロシアワールドカップで輝いた選手達がレギュラー争いに加わってくれば、これほど贅沢な悩みはないですし、中島・南野・堂安選手らとの組み合わせも見てみたい。何より乾選手、香川選手も、まだまだ衰える年齢には早いですからね。


最後は良い形で勝利を飾り、日本のサッカー界にとって素晴らしい1年となった2018年。女子代表やフットサル、アンダーカテゴリーでも素晴らしい結果を残し、Jリーグでも鹿島アントラーズがACL制覇。


この躍進のきっかけとなったのは、やはりワールドカップでの激闘があってこそ。日本サッカーの屋台骨を支えているのはサムライブルー日本代表であり、2019年も日本サッカー界を引っ張る存在であってほしいものです。


試合採点

ハッスル度 6

見応え度 6

名勝負度 4.5

満足度 6

2018年締め度 7