久光製薬スプリングス vs トヨタ車体クインシーズ

大会:皇后杯 決勝

結果:久光製薬 3-1 トヨタ車体

場所:大田区総合体育館


皇后杯決勝は前回優勝のトヨタ車体と、前々回優勝の久光製薬の対戦。強豪同士の対決は、第1セットから実力伯仲の熱戦となりました。


共に守備が固い両チームの攻防は、長いラリーも見応え十分。久光はアキンラデウォ・フォルケ選手の滞空時間の長いスパイクに対し、トヨタ車体は内瀬戸選手のコースを上手く狙ったアタック。互いに一歩も譲らず得点を重ねることなんと35ー33。


白熱の第1セットを取った久光は勢いに乗れますが、逆にギリギリで失ったトヨタ車体のショックは大きいはず。それでも切り替えて第2セットを奪い返したところに、トヨタ車体の精神的な強さを感じることができました。


この試合で驚かされたのは、両チームの粘り強さ。どちらが何点リードしていようとも、セット終盤には必ず追いつき一進一退の展開に。まさに試合の流れが行ったり来たり。


ちょっとしたミスがきっかけで流れが変わってしまう、スリリングな攻防。それでも最終的には接戦をものする久光には、横綱的な強さも感じましたけどね。過去2年間の優勝チーム同士らしい2時間越えの熱戦で、決勝戦に相応しい好勝負を見せてくれました。


試合採点

ハッスル度 6.5

見応え度 7

名勝負度 6.5

満足度 7

脅威の粘り度 7