大会:AFCアジアカップUAE2019 準決勝
結果:日本 3-0 イラン
場所:テレビ観戦
イランと言えば、フットサルでは泣かされている印象も強い相手。しかしサッカーでは意外と対戦する機会も少なく、2015年以来の対戦。39戦無敗のアジア最強を名乗っていますが、キングダムの蒙武将軍ばりに、「昨日まで相手に恵まれていただけだ」とも言いたくなる試合前。
開始5分で、いままでの試合とは違うことがハッキリと分かる日本の出足。選手の距離感が近くテンポよくパスが回り、南野選手のドリブルによって、以前の推進力も復活。サウジアラビア戦のような「引く展開」も予想されただけに、日本の相手を恐れずアグレッシブな姿勢には、大いに好感が持てました。
最強と言われたイランの攻撃も、対戦してみると拍子抜けの「縦ポンサッカー」。しかしバトルの強度は強く、セットプレーやロングスローにも怖さを感じましたが、吉田選手・冨安選手がパーフェクトな対応。特にアズムン選手をイライラさせるまで完封した、冨安選手の活躍は素晴らしいの一言。
先制点を取った後にも、今までのような守備重視にはならず、原口選手がしっかり3点目を決めて、久しぶりの複数点リードでの快勝。ただ親善試合でのような「イケイケサッカー」ではなく、攻める所と守る所をしっかりと整備された、「大人のサッカー」だったことにも成長が感じられた試合。
終了間際の乱闘騒ぎでも、日本選手は大人の対応。試合内容、チームの質、選手のメンタリティーと、全てにおいて最強イランを上回っていた日本。準決勝でようやく、勝利に相応しい試合を見せてくれて、溜飲を下げてくれたのでした。
試合採点
ハッスル度 7
見応え度 7
名勝負度 6.5
満足度 8
覚醒度 8
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