アリーナ ベスト20

「アリーナ」と「体育館」の違いを一言で表すと、スポーツを「見る場所」と「する場所」。残念ながら日本の屋内施設の多くは「アリーナ」とは呼べない「体育館」で、スポーツを「する」ための施設がほとんどのように感じます。しかし、ようやくBリーグという屋内プロスポーツリーグが誕生し、沖縄アリーナという夢のアリーナの登場によって、バスケットボールワールドカップの招致にも成功。良いアリーナが観客を呼び込むことを認識され、今後も続々と新アリーナ構想が進行中。エンターテインメント会場として、日本のアリーナに対する認識も変わりつつあるようです。そんな日本のアリーナの今まで訪れた中から→(https://stadiumreport.amebaownd.com)、好印象アリーナベスト20を発表したいと思います。完全に個人の独断と偏見によるものですので、ご容赦ください。



第20位 横浜BUNTAI

名称:横浜BUNTAI

種類:多目的アリーナ

収容:5,000人

歴史ある横浜文化体育館からリニューアルした横浜BUNTAI。新品ピカピカの快適なアリーナへと生まれ変わりましたが、コンサートアリーナ色が強い構造のため、スポーツアリーナとしては物足りない部分も。




第19位 おおきにアリーナ舞洲

名称:舞洲アリーナ

種類:多目的アリーナ

収容:7,056人

日本史上初のプロバスケットボールチームの「専用アリーナ」。無駄な余白はほとんど無く、見やすさや快適性の高いアリーナですが、アクセス面はやや不便。




第18位 アダストリアみとアリーナ

名称:東町運動公園新体育館

種類:総合体育館

収容:5,000人

茨城ロボッツの試合では5041人を動員し、B2リーグ最多入場者数を更新。良いアリーナが人を集めることを証明。競馬場並の大型センタービジョンは迫力満点。




第17位 有明コロシアム

名称:有明コロシアム

種類:スポーツアリーナ

収容:10,000人

日本テニスの聖地。可動式の屋根の独特の雰囲気を持ったコロシアムで、八角形のスタンドは傾斜があって見やすさも十分。




第16位 代々木第一体育館

名称:国立代々木競技場 第一体育館

種類:総合体育館

収容:13,219人

50年以上経った現在でも斬新なデザイン。東京オリンピックから東京オリンピックへ、2大会に繋がるまさにレガシーアリーナ。




第15位 エントリオ

名称:豊田合成記念体育館 ENTRIO

種類:総合体育館

収容:3,500人

無駄な余白はほとんどなく、間近で観戦できて臨場感抜群。大型ビジョンも3台完備の、最新鋭スポーツアリーナ。レストランやコンビニまで一体化していて便利。




第14位 東京体育館

名称:東京体育館

種類:総合体育館

収容:10,000人

1万人収容可能で、様々な国際大会で使用される定番の体育館。2階席までクッションシートで、座席間もゆったり快適な観戦環境。




第13位 有明アリーナ

名称:有明アリーナ

種類:多目的アリーナ

収容:15,000人

東京オリンピックのために建設されたオリンピックアリーナ。多少見切れ席はあるものの、見やすさや臨場感は上々。多くのスポーツイベントで最多入場者数を記録するなど、集客率の高いアリーナとなっています。




第12位 フラット八戸

名称:FLAT HACHINOHE

種類:多目的アリーナ

収容:5,000人

360度リボンビジョンで演出効果も迫力満点。外観にもLED表示されるデジタルアリーナで、全て黒に統一されたデザインもクールでカッコいい。




第11位 横浜アリーナ

名称:横浜アリーナ

種類:多目的アリーナ

収容:17,000人

日本を代表するアリーナだけあって、設備も環境も豪華で快適。しかし、アリーナ席の傾斜は緩めで、スポーツイベントでの利用もごくわずか。




第10位 TIPSTAR DOME CHIBA

名称:千葉JPFドーム

種類:ドーム型競輪場

収容:2,500人

今までの自転車レース場の概念を覆す、最新鋭のトラックレース場。客席から目の前で見られるバンクは臨場感満点。エンターテインメント性溢れる演出設備も充実で、FreeWi-Fi、完全キャッシュレスのデジタル空間。




第9位 日本武道館

名称:日本武道館

種類:多目的ホール

収容:14,471人

設備に古さを感じますが、武道館の最大のウリは臨場感。地鳴りのように響く観客の歓声は、スポーツのライブ感を最大限に満喫できます。




第8位 ゼビオアリーナ仙台

名称:ゼビオアリーナ仙台

種類:スポーツアリーナ

収容:4,002人

スポーツを「見る」ために作られたアリーナ。全て黒で統一された内外観もカッコよく、360度リボンビジョンとセンタービジョンで、エンターテインメントとしての演出もバッチリ。




第7位 埼玉スーパーアリーナ

名称:さいたまスーパーアリーナ

種類:多目的アリーナ

収容:36,500人

3万人以上を収容できる日本最大級のアリーナ。設備も環境もまさに「スーパー」。サッカースタジムに勝るとも劣らない大観衆の熱気を体験できるアリーナは、日本でここだけ。




第6位 両国国技館

名称:國技館

種類:多目的ホール

収容:11,098人

すり鉢状で見やすさ満点。特徴の枡席はもちろん、2階席も映画館のように豪華で快適。アクセスも最高で、外国人観光客に対しても「日本」を楽しんでもらえる「おもてなし空間」。




第5位 ららアリーナ 東京ベイ

名称:LaLa arena TOKYO-BAY

種類:多目的アリーナ

収容:11,000人

Bリーグ人気ナンバー1クラブのホームアリーナに相応しく、1万人サイズのビッグアリーナへとスケールアップ。アクセスも格段向上したが、スポーツアリーナとしては沖縄アリーナを超えられなかったのが残念。




第4位 SAGAアリーナ

名称:SAGAアリーナ

種類:多目的アリーナ

収容:8,400人

国体仕様のアリーナもここまで変わった。国体だけの一過性のものでなく、プロスポーツの興行用アリーナとしても日本トップクラスの観戦環境。もちろん稼働率や来場者数も大幅アップ。




第3位 オープンハウスアリーナ太田

名称:太田市総合体育館

種類:総合体育館

収容:5,000人

「スモールクオリティ・アリーナプラン」をコンセプトに作られた群馬版「夢のアリーナ」。大迫力のセンタービジョンも必要ないくらい素晴らしい見やすさで、スポーツエンターテインメントを満喫できる空間。




第2位 ハピネスアリーナ

名称:HAPPINESS ARENA

種類:多目的アリーナ

収容:6,000人

入った瞬間ため息がもれるほどカッコよさ。一切の無駄が無く、傾斜のあるスタンドはどの席からでも臨場感満点で試合観戦を楽しむことが可能。見やすさ、快適性、アクセス良しと、3拍子揃った非の打ち所の無い新アリーナ。




第1位 沖縄アリーナ

名称:沖縄アリーナ

種類:多目的アリーナ

収容:10,000人

このランキングが無意味に思えるくらい圧倒的な第1位。見やすさ、臨場感、スケール、デジタル環境。どれをとっても他のアリーナとは比較にならない、まさに「夢のアリーナ」。日本にもようやく世界基準のアリーナが誕生したわけですが、これからはこれがスタンダードになることを願うばかり。

※2024年12月更新