好きなアリーナ ベスト20

「アリーナ」と「体育館」の違いを一言で表すと、スポーツを「見る場所」と「する場所」。残念ながら日本の屋内施設の多くは「アリーナ」とは呼べない「体育館」で、スポーツを「する」ための施設がほとんどのように感じます。しかし、ようやくBリーグという屋内プロスポーツリーグが誕生し、沖縄アリーナという夢のアリーナの登場によって、バスケットボールワールドカップの招致にも成功。良いアリーナが観客を呼び込むことを認識され、今後も続々と新アリーナ構想が進行中。エンターテインメント会場として、日本のアリーナに対する認識も変わりつつあるようです。そんな日本のアリーナの今まで訪れた中から→(https://stadiumreport.amebaownd.com)、好印象アリーナベスト20を発表したいと思います。完全に個人の独断と偏見によるものですので、ご容赦ください。



第20位 滋賀ダイハツアリーナ

名称:滋賀アリーナ

種類:多目的ホール

収容:5,000人

2022年オープンの、新品ピカピカの快適アリーナ。しかし新設の割には客席の前に通路を作るなど、見やすでは残念な点も。




第19位 ブレックスアリーナ宇都宮

名称:宇都宮市体育館

種類:総合体育館

収容:2,900人

普通の市民体育館でも、後から十分「アリーナ化」できることを示してくれた良い見本。栃木ブレックスの人気を牽引するアリーナ。




第18位 アリーナ立川立飛

名称:アリーナ立川立飛

種類:スポーツアリーナ

収容:3,275人

「50年もつ仮設アリーナ」というコンセプトの簡素なアリーナ。しかし中身は大型センタービジョンに、臨場感抜群の観戦環境。外観だけが立派な体育館に見習って欲しいもの。




第17位 船橋アリーナ

名称:船橋市総合体育館

種類:総合体育館

収容:4,368人

Bリーグでダントツの集客力を誇る船橋アリーナ。毎試合満員のアリーナは、熱気ムンムン最高の雰囲気。全席クッションシートも嬉しい。




第16位 おおきにアリーナ舞洲

名称:舞洲アリーナ

種類:多目的アリーナ

収容:7,056人

日本史上初のプロバスケットボールチームの「専用アリーナ」。無駄な余白はほとんど無く、見やすさや快適性の高いアリーナですが、アクセス面はやや不便。




第15位 アダストリアみとアリーナ

名称:東町運動公園新体育館

種類:総合体育館

収容:5,000人

茨城ロボッツの試合では5041人を動員し、B2リーグ最多入場者数を更新。良いアリーナが人を集めることを証明。競馬場並の大型センタービジョンは迫力満点。




第14位 有明コロシアム

名称:有明コロシアム

種類:スポーツアリーナ

収容:10,000人

日本テニスの聖地。可動式の屋根の独特の雰囲気を持ったコロシアムで、八角形のスタンドは傾斜があって見やすさも十分。




第13位 代々木第一体育館

名称:国立代々木競技場 第一体育館

種類:総合体育館

収容:13,219人

50年以上経った現在でも斬新なデザイン。東京オリンピックから東京オリンピックへ、2大会に繋がるまさにレガシーアリーナ。




第12位 エントリオ

名称:豊田合成記念体育館 ENTRIO

種類:総合体育館

収容:3,500人

無駄な余白はほとんどなく、間近で観戦できて臨場感抜群。大型ビジョンも3台完備の、最新鋭スポーツアリーナ。レストランやコンビニまで一体化していて便利。




第11位 東京体育館

名称:東京体育館

種類:総合体育館

収容:10,000人

1万人収容可能で、様々な国際大会で使用される定番の体育館。2階席までクッションシートで、座席間もゆったり快適な観戦環境。




第10位 有明アリーナ

名称:有明アリーナ

種類:多目的アリーナ

収容:15,000人

東京オリンピックのために建設されたオリンピックアリーナ。多少見切れ席はあるものの、見やすさや臨場感は上々。多くのスポーツイベントで最多入場者数を記録するなど、集客率の高いアリーナとなっています。




第9位 フラット八戸

名称:FLAT HACHINOHE

種類:多目的アリーナ

収容:5,000人

360度リボンビジョンで演出効果も迫力満点。外観にもLED表示されるデジタルアリーナで、全て黒に統一されたデザインもクールでカッコいい。




第8位 横浜アリーナ

名称:横浜アリーナ

種類:多目的アリーナ

収容:17,000人

日本を代表するアリーナだけあって、設備も環境も豪華で快適。しかし、アリーナ席の傾斜は緩めで、スポーツイベントでの利用もごくわずか。




第7位 TIPSTAR DOME CHIBA

名称:千葉JPFドーム

種類:ドーム型競輪場

収容:2,500人

今までの自転車レース場の概念を覆す、最新鋭のトラックレース場。客席から目の前で見られるバンクは臨場感満点。エンターテインメント性溢れる演出設備も充実で、FreeWi-Fi、完全キャッシュレスのデジタル空間。




第6位 日本武道館

名称:日本武道館

種類:多目的ホール

収容:14,471人

設備に古さを感じますが、武道館の最大のウリは臨場感。地鳴りのように響く観客の歓声は、スポーツのライブ感を最大限に満喫できます。




第5位 ゼビオアリーナ仙台

名称:ゼビオアリーナ仙台

種類:スポーツアリーナ

収容:4,002人

スポーツを「見る」ために作られたアリーナ。全て黒で統一された内外観もカッコよく、360度リボンビジョンとセンタービジョンで、エンターテインメントとしての演出もバッチリ。




第4位 埼玉スーパーアリーナ

名称:さいたまスーパーアリーナ

種類:多目的アリーナ

収容:36,500人

3万人以上を収容できる日本最大級のアリーナ。設備も環境もまさに「スーパー」。サッカースタジムに勝るとも劣らない大観衆の熱気を体験できるアリーナは、日本でここだけ。




第3位 両国国技館

名称:國技館

種類:多目的ホール

収容:11,098人

すり鉢状で見やすさ満点。特徴の枡席はもちろん、2階席も映画館のように豪華で快適。アクセスも最高で、外国人観光客に対しても「日本」を楽しんでもらえる「おもてなし空間」。




第2位 オープンハウスアリーナ太田

名称:太田市総合体育館

種類:総合体育館

収容:5,000人

「スモールクオリティ・アリーナプラン」をコンセプトに作られた群馬版「夢のアリーナ」。大迫力のセンタービジョンも必要ないくらい素晴らしい見やすさで、スポーツエンターテインメントを満喫できる空間。




第1位 沖縄アリーナ

名称:沖縄アリーナ

種類:多目的アリーナ

収容:10,000人

このランキングが無意味に思えるくらい圧倒的な第1位。見やすさ、臨場感、スケール、デジタル環境。どれをとっても他のアリーナとは比較にならない、まさに「夢のアリーナ」。日本にもようやく世界基準のアリーナが誕生したわけですが、これからはこれがスタンダードになることを願うばかり。

※2023年12月更新