浦和レッズL vs 日テレ・ベレーザ

大会:なでしこリーグ1部 第3節

結果:浦和レッズL 1-3 日テレ・ベレーザ

場所:浦和駒場スタジアム 観衆1846


絶対女王ベレーザの礎を築いた森監督が、今シーズンから浦和の監督に就任。ゴール前から繋ぐサッカーで、明らかに昨シーズンとの違いがハッキリと表れていました。


清家選手をサイドバックに起用するなど、ポジションでも大きな変化。特に柴田選手をボランチで起用することで、昨年までのようにパスの判断を迷う場面が減少。色々な場所に顔を出せる、柴田選手の適正はやはり中央のポジション。選手の能力を引き出すチーム作りは、さすが森監督と言ったところ。


しかし、繋ぐサッカーには当然リスクはつきもので、終盤での連続失点はそこを狙われてのもの。客席からも「はっきりクリアーしろ!」と歓声も飛んでいましたが、そこをクリアせずに繋いでいくのが、今年の浦和のやろうとしているサッカー。単純にポンポン蹴ってしまっていた昨年までのサッカーよりも、好感が持てるのです。


一方のベレーザは長谷川選手を複数でマークされ、前半はチャンスらしいチャンスはなし。しかし、59分に小林選手を投入すると右サイドから推進力が生まれ、72分には自身でカットインからのゴラッソゴール。


この得点により肩の力が抜けたベレーザは、いつもの強いベレーザサッカーを披露。交代で入ってくる選手が次々と代表選手なわけですから、そりゃ強いはず。阪口選手や籾木選手の不在も気にならないほど、選手層も厚くなりました。


最後は突き放されはしましたが、浦和にとってもある程度は手応えも掴んだ試合だったのでは? 新旧ベレーザ監督同士の対戦としても、なかなか見応えのある試合でした。


試合採点

ハッスル度 6

見応え度 6.5

名勝負度 6.5

満足度 6.5

変化度 7