大会:国際親善試合
結果:日本 1-3 フランス
場所:テレビ観戦
ワールドカップ前最後の強化試合2連戦。日本も現状のベストメンバーを揃えたスタメンでしたが、FIFAランク4位のフランスに完敗。負けたとしても何かしら得られるものがあれば良いですが、テスト色の強かったイングランド戦よりも、重い敗戦と言えるでしょう。
立ち上がりに猛攻を受けてしまうのは、毎度おなじみの光景。スタメンの海外組は熊谷選手1人。なでしこリーグの欧米外国人選手は0。これでどうやって普段から「世界基準」のプレーが出来ると言うのか? 選手の質が向上している一方で、代表の結果が付いてこない要因にも思えるのです。
国内リーグの衰退を嘆いていても仕方がないですが、ほとんどセットプレーの守備練習のような試合を見せられると、世界の第一グループとの差を痛感せざる得ません。
杉田選手も長谷川選手も、国内では通るようなパスをことごとく引っ掛けられ、カウンターの餌食に。そのカウンターを警戒する形で、両サイドバックもオーバーラップできない悪循環。後半から長谷川選手を中央にポジションチェンジし、今の日本の「切り札」的な采配なのですが、これもほとんど封じられていたのもショックが大きかったです。
小林選手や南選手など能力を発揮した選手もいましたが、高倉監督のコメント通りに、「いいところがなかった試合」。普段なら「この経験を生かして」と言いたいところですが、もうこれは本番さながらの最後の強化試合。
希望があるとすれば「若いチーム」でもあること。選手達の「伸びしろ」次第では、十分上位国とも対等に戦えるチームではあると思っているので、少しでもそんな可能性を感じられるような、次のドイツ戦を期待したい。
試合採点
ハッスル度 5
見応え度 4.5
名勝負度 4
満足度 4
重い敗戦度 7
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