結果:浦和レッズ 1-0 ヴィッセル神戸
場所:埼玉スタジアム2002 観衆54599
試合当日になってイニエスタ選手の欠場が判明。浦和戦の欠場は2年連続。FC東京戦の欠場も含めると、関東では3試合連続で肩透かしを食らった格好。自分の運の無さにどっぷりと落ち込みましたが、浦和の選手達もけっこうがっかりしたでしょうね。
何とか気を取り直しての試合観戦。イニエスタ選手が出なくても、面白い試合さえ見せてくれればそれで良し。Jリーグで5万人超えの試合は限られている中で、イニエスタ選手目当ての観客を、Jリーグファンにさせる絶好のチャンス。果たしてその気概が、両チームの監督にはどれくらいあったのか?
そもそも「面白い試合を見せよう」という考えがどれほどあるのかは、Jリーグを見ていて疑問に感じる点。神戸が目指す「バルサ化」。そのバルセロナこそ、「強さ」と「エンターテイメント性」の両方を追求しているクラブ。そこを目標に掲げた神戸には大いに期待したいですし、川崎や名古屋にも共通するところ。
しかし、いざという試合で「魅せられない」のがJリーグの悲しさ。5万人を超える大観衆、テレビ中継付きのまさに「いざという試合」。そこで、内容でもサッカーの質でも、エンターテイメントとは程遠い試合を披露。
得点は興梠選手のPKのみ。その後は神戸の攻勢が続きましたが、かといって得点が入りそうな気配は無し。70分以降は浦和も守備重視になり、まるでアジア2次予選でも見ているかのような試合。両クラブのチーム状況を考慮しても、あまりに淋しい試合内容なのでした。
イニエスタ選手目当てに訪れた人たちが、この試合を見て「Jリーグは面白い」「また見に行きたい」と思った人がどれほどいたでしょうか? スター選手の人気だけでは、いずれ賞味期限が切れるもの。浦和サポーターだけが喜んでいる試合をしていても、Jリーグファン、サッカーファンは増えていかないのです。 イニエスタ選手の欠場とともに、内容でもがっかりさせられた試合なのでした。
試合採点
ハッスル度 4.5
見応え度 4.5
名勝負度 5
満足度 4
がっかり度 8
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