結果:浦和レッズL 0-1 INAC神戸レオネッサ
場所:浦和駒場スタジアム 観衆2779
「令和」最初のなでしこリーグ。2連勝で首位に立った浦和と、2連敗と波に乗れないINACの対戦。INACにとってはここで負けると、早くも優勝戦線脱落しかねない崖っぷちの戦い。
試合は一進一退の攻防が続きましたが、19分に裏に抜け出した岩渕選手がゴールを決めてINACの先制。しかしINACの両サイドバックの位置は低く、その後は浦和に押し込まれる展開。
逆に浦和は右サイドの清家選手が高い位置を取り、再三のドリブル突破からチャンスメイク。この清家選手のサイドバック起用や、適材適所のポジション配置が森監督になってからの好調の理由の一つ。菅澤選手の決定的なシュートなど、後半に向けて期待を抱かせた浦和の前半終了間際の攻撃。
しかし後半頭から、浦和は吉良選手に変えて乗松選手を投入。この采配が機能したとは言えず、浦和の勢いを止める形に。逆にINACは鮫島選手をサイドバックへポジションチェンジし、前半の課題を修正。ボランチの杉田選手もゴール前に入ってくるなど、試合を優勢に進めたままタイムアップ。INACが3戦ぶりの勝利を飾りました。
首位浦和が敗れたことで、リーグ戦は予想外の混戦状態。どこが優勝するか分からないような、星の潰し合いはもちろん大歓迎。白熱のリーグ戦とプレーには期待したいですが、それと同時に、この時期になると気をつけて欲しいのが選手の怪我。
66分に負傷交代の岩渕選手。ワールドカップ目前で、日本のエースに「バツ印」が出た時には血の気が引きましたが、大事に至らないことを祈るばかり。女子の場合は怪我の情報などほとんど入ってこないので、余計に心配なのです。
試合採点
ハッスル度 5
見応え度 5.5
名勝負度 5.5
満足度 5
怪我心配度 7
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