日本 vs エルサルバドル

大会:キリンチャレンジカップ2019

結果:日本 2-0 エルサルバドル

場所:ひとめぼれスタジアム宮城 観衆38092


前節に続いての3バック。両ウィングバックに原口選手と伊東選手を配置して、より攻撃的な布陣。とりわけ右サイドの伊東選手からは多くのチャンスが生まれ、引いて守られるアジアでの戦いなどでは、有効のように感じました。


永井選手の2得点も、スピードを生かした「らしい」ゴール。ロンドン五輪で活躍した永井選手も、気がつけば30歳。スピード系の選手は年齢とともに活躍出来なくなる選手も多いですが、年々進歩して行ってるのが永井選手の凄いところ。こういう選手はジョーカーとしても面白いですしね。


3バックでまずまずの成果を残し、後半途中から4バックへシフトチェンジ。この辺りは南米選手権を見越しての采配か。その南米選手権で活躍を期待される久保選手がベンチに呼ばれると、スタジアムは大歓声。「フル代表の久保」をみんなが期待していた証。


ピッチに立って早々に、ドリブルから相手2人を外してシュート。大いに沸かせたこのプレーを見て、同じく18歳でワールドカップでプレーした小野伸二選手を思い出した人も多かったのでは?


久保選手のプレーは、Jリーグでも世代別代表でも見てきましたが、ここまで伸び伸びしたプレーにはちょっと驚き。中島選手や堂安選手が脇役に見えたほどの華のある選手。やはり、周りのレベルが高い分、自分の能力も生かせるということでしょうか。ならばなおさらビッグクラブでプレーする姿は見て見たい。


イタンビューなどの立ち振る舞いを見ていても、スターになるには十分の資質。後は怪我だけは気をつけて欲しいですけどね。


立地の面で久しぶりにチケット完売にならなかった日本代表戦。それでもスタジアムに訪れた人たちの中で、「得した気分」になった人も多かったのではないでしょうか。


ハッスル度 6

見応え度 6

名勝負度 5

満足度 6.5

小野伸二以来度 8