大会:AFF E-1サッカー選手権2019
結果:日本 9-0 台湾
場所:テレビ観戦
北朝鮮がボイコットしてしまったため、一段レベルダウンした感は否めない女子のE-1選手権。アジアの第1グループと第2グループの差が大きいので、どうせならオーストラリアに出て欲しかったですけどね。それでも東京オリンピックまでの貴重な実践の場。日本もフレッシュな顔ぶれでのスタート。
試合として成立するのも先制点までだろうと予想していましたが、開始7分で岩渕選手のゴールで日本が先制。その後も打てば入ってしまうような、台湾のキーパーにはげんなりもしましたが、田中選手の2ゴールもあり前半だけで5得点。予想通りハーフコートゲームになってしまい、差がありすぎて評価も難しいところ。
その中でもボランチの松原選手は、日本人では珍しいフィジカルの強い選手。先日行われた女子のACLでも、外国人選手相手に「か弱さ」が目立ったベレーザの選手達。欧米の選手とも渡り合えそうな松原選手のパワーは武器になりますし、何よりミドルレンジから強烈なシュートを打てるパンチ力は魅力的。センターバックも出来るのも、熊谷選手の穴埋めとしてはもってこいの人材。
もう一人「おっ」と思わせた選手が池尻選手。以前召集された試合ではトップでの起用だったと思いますが、今回は右サイド。ポジショニングもよく、ハーフスペースでボール受けた時の姿勢と雰囲気が、サイドアタッカーっぽくて良し。カットインからシュートまでの流れもスピーディーで、この試合で一番目についた選手でもありました。
そんな新戦力の活躍もあり、とりもとったり9得点。多くの選手が、様々なバリエーションで得点できたことも良かった点。その中でもセットプレーから清家選手の7点目が一番綺麗に決まった得点で、選手や本人も一番喜んでいましたからね。しかし、やはり相手のレベルからすれば評価の難しい試合。中国・韓国相手にこれくらい見せてくれれば文句なしですが、どうなるでしょうか。
試合採点
ハッスル度 4
見応え度 5
名勝負度 2
満足度 6
無慈悲度 7
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