大会:第56回全国大学選手権 決勝
結果:明治大学 35-45 早稲田大学
場所:国立競技場 観衆57345
大学ラグビー決勝。完成したばかりの新国立競技場での開催ということもあり、チケット完売のフルハウス。そういう自分も半分以上は新国立がお目当てで、スタジアムの中を隅々観察するために歩き回って、試合前にはヘトヘト状態になってしまうのでした。
試合は序盤から早稲田ペース。12分、ラインアウトからの流れから丸尾選手がファーストトライ。その後も26分、34分と立て続けに早稲田がトライ。パスワークからの中央突破や、モールから押し込んでのトライなど、多くのバリエーションから得点が決まり、31-0と早稲田のワンサイドゲームで前半終了。
逆にイイトコなしだった前半の明治。後半立て直してもらわないと、満員の国立の中で試合自体が残念なことに。がぜん明治に肩入れしての後半戦。すると開始3分で山村選手が早々にトライ。反撃の狼煙を上げると、その後も3連続トライで怒涛の追撃。明治を後押しする歓声も大きくなり、何かが起こりそうな雰囲気にもなって来た国立競技場。
完全に明治の押せ押せムードになっていた34分。早稲田の桑山選手が右サイドを突破する起死回生のトライ。苦しい劣勢の中での大きな得点となり、明治の追撃ムードを終わらせる、勝負が決した瞬間でもありました。
それでも明治は最後まで諦めずに1トライ返すなど、学生ラグビーならではの爽やかさも。試合が止まる時間もほとんどなく、TMOも観客と一緒に確認できるので、ストレスフリーだったこの試合。コンバージョンキックも全て成功するなど、大学ラグビーのレベルの高さにも驚かされました。それだけに、やはり決勝のようなの大舞台は、「専用スタジアムで見たい」と再認識してしまいましたけどね。
試合採点
ハッスル度 6.5
見応え度 6
名勝負度 6
満足度 6.5
追い上げ度 6.5
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