大会:V・リーグD1 ファイナル
結果:岡山シーガルズ 2-3 JTマーヴェラス
場所:国立代々木第一体育館 観衆4499
ファイナルながら、今シーズンのVリーグは初観戦。久光も東レもいない対戦カードにまず驚きでしたが、両チームともにファイナルに相応しい好勝負を見せてくれました。
第1セットから一進一退の攻防。この試合、サービスエースやブロックポイントの少ない展開となっていましたが、両チームの特徴として、守備から粘り強く戦うチーム同士なのでしょうね。ほとんど点差が開くことなく、選手も見る側も緊張感漂うシーソーゲーム。
第2セットはデュースにまでもつれ込むなど、試合の流れがどちらに転ぶのかが分からない展開。ミスも少なく、拾い合うラリーも見応え十分。籾井選手の効果的なツーアタックや、宮下選手のワンハンドトスなど、セッター同士も見せ場を披露。
しかし第4セットに入ると、初めてJTが大きくリードを広げます。その原動力はもちろんドルーズ選手の活躍。前半は対応していた岡山も、後半へ行くほどその強力スパイクを止められず。エースの勢いはチームの勢いそのもの。強引に流れを作ることのできる外国人選手の存在の有無が、最後の差に現れたのかもしれません。
ファイナルセットまでもつれた試合でしたが、最後はJTの勢いに飲まれた形の岡山。それでも数年前まで2部にいたチーム同士とは思えないほどの、スリリングな試合を見せてくれた両チームには拍手。両監督の采配でも、非常に見応えのあった試合でした。
ただ一つ、あまりに多かった「チャレンジ」には違和感。その都度試合が止まってしまうわけですが、そのほとんどが「チャレンジ成功」。ようは審判のミスジャッジにより試合が止まってしまうわけで、中には明らか判定違いも含まれることも。システムの問題というより審判の問題。審判のレベルが試合のエンタメ度と直結するのは、どのスポーツでも同じですからね。
試合採点
ハッスル度 6.5
見応え度 7
名勝負度 6.5
満足度 7
シーソーゲーム度 6.5
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