横浜FC vs 浦和レッズ

大会:JリーグD1 第7節

結果:横浜FC 0-2 浦和レッズ

場所:ニッパツ三ツ沢球技場 観衆2580


世の中の情勢上、上限5000人までのスタジアム観戦はしばらく継続。そんな環境下で気づかされるのが選手の声。ピッチからベンチから、90分間絶え間なく聞こえてくる指示やゲキ。これほどまで選手は試合中、声を出し続けていたのだと改めて感心した次第。


ホームの横浜はキーパーから繋いでいくサッカー。当然浦和も前線からプレッシャーをかけていきますが、横浜はそこをかいくぐればスペースが生まれ大きなチャンスに。特に前線の斉藤選手に収まったときの推進力は抜群。キレのあるドリブルで、何度もスタジアムをどよめかせていました。


逆にゴール前での繋ぎでミスが出ると、一転してピンチに。この試合でも不用意なミスからピンチになる場面もしばしば。しかし、このサッカーをやる以上は、ある程度はミスの覚悟も必要。サポーターも「あ〜」というタメ息ではなく、もっと背中を押す拍手のほうが、次のチャレンジにも繋がるはず。


それでも中央突破一辺倒だった浦和より、サイドを有効に使えていた横浜の優勢だった前半。しかし後半頭から浦和がギアアップ。52分に関根選手のスルーパスに、中央から抜け出したレオナルド選手が冷静に決めて浦和が先制。


横浜は68分に3枚替えで反撃を目指すものの、ゴール前の強さでは浦和が一枚上手。徹底したファーサイドからの折り返しも、最後は浦和デァフェンスが体を投げ出してブロック。


アディショナルタイムには武田選手の決定的なシュートがありましたが、ボールは枠を捉えず。逆に浦和はショートカウンターから、エヴェルトン選手が頭で決めて勝負アリ。今シーズン補強が寂しかった浦和ですが、ここに来て槙野選手や柏木選手が登場したり、毎試合選手が変わるターンオーバーを見せられると、その選手層の厚さに驚かされます。


「5枚替え」や「降格なし」の新ルールが、試合をアグレッシブなものにしているのも明らか。横浜FCの試合で交代枠が増えたとなれば、見たい選手はもちろんカズ選手なんですけどね。


試合採点

ハッスル度 6

見応え度 6

名勝負度 6

満足度 6

ため息より拍手を度 7