なでしこジャパン vs パラグアイ

大会:国際親善試合

結果:日本 7-0 パラグアイ

場所:テレビ観戦


女子の代表戦も1年ぶりだとか。その間に多くの選手が海外へと渡り、この代表でも6人の選手が海外組。毎年シーズン初めの国際試合では、外国人選手のパワーやスピードにアジャストするのに時間がかかり、低調な内容に終わることも多かったですが、そういう選手も減っていくでしょう。


序盤から主導権を握る日本。その中で「おっ」と思う変化があったのが、サイド攻撃の増加。サイドバックがオーバーラップして攻撃参加するシーンがなかかなか見られなかった高倉ジャパンでしたが、この試合ではサイドが活性化。前半は右サイド、後半は左サイドから多くのチャンスを生み出し、どこか佐々木ジャパン時代を彷彿させる戦いぶり。


右サイドでは北村選手と清水選手の連携もスムーズで、上下のコンビネーションも良し。反対に自由すぎる杉田選手の左サイドは、強豪相手には穴になる可能性も。相手にサイドを意識させることで中央のスペースも空くようになり、2点目と4点目は中央から崩した意図のあるゴールも見られました。


多くのチャンスに絡んでいた岩渕選手は、攻守において一人頭抜けた存在。途中投入の田中選手や籾木選手も結果を残し、1年ぶりの代表戦ということを考えれば、まずまずの内容だったと言えるのではないでしょうか。


ただいかんせん、パラグアイとの実力差は歴然。中盤ではほとんどプレッシャーのかからない相手に対し、自由に攻撃できる日本。上位国とその他の国とのレベルの差が、ハッキリ出てしまう女子の勢力図。男子と違い韓国、中国、北朝鮮のアジア勢とやった方が、よっぽど強化にはなるんですけどね。


格下にはめっぽう強いことは分かっている高倉ジャパン。知りたいのは格上に勝てるだけの力が、チーム、監督に付いて来ているかどうか。どうやら次の試合でもそれを推し量ることは難しそうですが、この試合で多少の「変化」が見られたことも確か。


次のパナマ戦は3日後の11日。新国立競技場でのサッカー初の代表戦ながら、5000枚限定のチケットすら売れ残っている現状。それでいてオリンピックのチケットは入手困難という、日常とのアンバランスさもどうにかならないものでしょうか。


試合採点

ハッスル度 5

見応え度 6

名勝負度 3

満足度 6

1年ぶりの変化度 6