大会:FIFA女子ワールドカップ
結果:日本 1-0 エクアドル
場所:テレビ観戦
グループリーグ3連勝。これ以上ない結果なのに、スッキリと喜べないのは何なのでしょうか。この試合が第1戦だったならば別の感想になっていたと思いますが、「16失点の相手」という予備知識が入っていただけに物足りなさが全開です。
昨日の男子代表のような「まさかの試合」を2日続けて目にするとは、夢にも思いませんでした。引いた相手を崩す。男子代表との違いは、サイドからの攻撃でした。有吉選手や鮫島選手が、敵陣深くまで切り込むことによって、ビッグチャンスを演出していました。そして得点シーンもサイドからの宮間選手のクロスを、大儀見選手が押し込んでゴール。まだまだ本調子には見えない大儀見選手ですが、ストライカーにとってゴールは何よりの薬になりますからね。
ポゼッション率66%の割には決定的な場面は少なく、すっかりお馴染みになった後半の失速も継続しています。そして一番気になるにが選手達のコンディション。3試合で調子が良さそうに見えるのが、有吉選手と宇津木選手くらい。事前合宿の調整が失敗しているのか? それともこれから上げていけるのか。久しぶりの復帰となった岩渕選手の躍動が、今の日本の唯一の光です。
親善試合を含め、5試合連続1点差ゲーム。内容から見て5連勝しているのが不思議なのですが、いっこうに課題は改善されていません。いずれにしてもこれから先、攻撃陣が大爆発する可能性は少なそうです。全員サッカーで1点を守りぬく試合が続きそうですが、ワールドカップはここからが本番。強豪国相手に、1試合でも胸のすくような試合を見せてくれることを、期待してやみません。
試合採点
ハッスル度 4
見応え度 4.5
名勝負度 5
満足度 4
物足りない度 10
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