なでしこジャパン vs オランダ

大会:FIFA女子ワールドカップ

結果:日本 2-1 オランダ

場所:テレビ観戦


今回も1点差ゲームで、佐々木監督も「すみません」とコメントしていますが、その試合内容はグループリーグとは大きく変わっていました。日本が挙げた2得点は、いずれも流れからの素晴らしいゴール。これぞ「なでしこのサッカー」という所を世界に示してくれて、とても誇らしく思いました。


日本の攻撃が良くなった理由の一つに、大野選手がセンターに入ったことが上げられます。もともと大儀見選手との連携もバッチリで、周りを生かすプレーも効いていました。グループリーグではサイドでのプレーでしたが、そうせざるえなかったのは川澄選手の不調が原因にありそうです。今日の試合では攻撃面でだいぶ良いプレーを見せていましたが、本調子にはもう一歩。逆に言えば、川澄選手が調子を上げていけば、日本はもっと良くなる「伸びしろ」があるのです。


そして、有吉選手以上に絶好調に見えるのが佐々木監督。4年間で一度も見たことの無かった4ー1ー4ー1のシステムには驚きましたが、これが見事にはまりました。


23人全員を使った積極采配も大賛成でしたが、ただキーパーだけは固定していても良かったかもしれません。海堀選手も1点差ならあのようなプレーはしなかったと思いますが、試合間隔が空いていることも多少は影響しているでしょう。次節のキーパーを誰にするのか、佐々木監督の采配に注目です。


次はいよいよベスト4への戦い。日本にとってはここがノルマと言えそうですが、相手は予想通りオーストラリアになりました。オランダよりも数段ハードワークする相手で、今日のように自由なパス回しはさせてもらえないでしょう。もちろんチャンスは十分ありますが、ハラハラドキドキの試合はまだまだ続きそうです。


試合採点

ハッスル度 6.5

見応え度 7

名勝負度 6

満足度 7

ビックリ度 8