結果:U-19日本 3-2 U-19中国
場所:ネット観戦
U-17の優勝メンバーだけでなく、前回大会の敗戦を経験している選手もいるU-19世代。若くして栄光と挫折を経験しているところに、この世代が最強世代と呼ばれるゆえんではないでしょうか。
ここまで危なげなく勝ち進んできましたが、3戦目にして初めてのベストメンバー。総入れ替えしたウズベキスタン戦でも、ほとんど戦力が落ちない所に、このチームの層の厚さが伺えます。なでしこリーグでもレギュラーを張る選手も多く、フル代表経験者までいるわけですから、実に豪華なメンバーです。
そして、驚かされるのは選手達の技術の高さ。相手のプレッシャーがこようとも、慌てることなくしっかりパスを繋げる技術。サイドバックの選手はもちろん、ボランチの選手までドリブル突破を仕掛けるのですから、見ていて楽しくないはずがありません。
そんな技術の高い選手達が、しっかりと組織化もされています。人数をかけてボールを奪い、セカンドボールもことごとく回収。中国の選手はほとんど何もさせてもらえず、さぞ驚いたことでしょう。この組織的な守備の部分が、前回大会とは違う、高倉監督のカラーなのかもしれません。
日本の2失点は、不用意なファールでのPKと、キーパーのミスからの失点。スコアこそ接戦になっていますが、しっかりレベルの違いを見せつけての勝利と言えるでしょう。失点直後にバタバタしたのは、次戦への課題としてほしいですね。
しかし、本当の勝負はここから。実力通りに行かないのも、アジアの難しいところです。残り2試合で1勝すればいいくらの、楽な気持ちのほうが良いのかもしれません。いずれにしても、このレベルの高い選手達のプレーを、テレビで見られないのが残念でなりません。
試合採点
ハッスル度 6
見応え度 7
名勝負度 6
満足度 7
痛快度 7
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