なでしこジャパン vs 韓国

大会:リオオリンピックアジア最終予選2016

結果:日本 1-1 韓国

場所:テレビ観戦


初戦のキンチョウスタジアムでは平日ナイターということもあり、多くの空席が目立ちました。長居駅周辺もポスターの一枚も見かけることはなく、せっかくの日本開催も「ホーム」を作り出せないのは寂しい限りです。幸い「まさかの敗戦」をきっかけに注目度は俄然アップ。残りの試合では、一回でもスタジアムが満員になる光景を見てみたいものです。


さて、負ければ終わりの韓国戦は、メンバー6人を入れ替えてきました。男子の予選では、手倉森監督のチームマネジメントが一躍注目されましたが、ターンオーバーはもともと佐々木監督の得意とするところ。ワールドカップ本番でも、メンバー全員を起用する采配を見せていました。


そして、その起用の期待に応えた選手達。横山選手は積極的にゴールに向かい、川村選手は体を張ってピンチの芽をつみます。それぞれの選手が自分の特徴を発揮し、なにより「絶対に勝つ」という気持ちは、十分すぎるほど伝わる試合でした。福元選手が絶体絶命のPKを止めて、後半39分に岩渕選手が均衡を破る先制弾。


どう考えても日本が勝利する流れの試合でしたが、その3分後に事故のような失点。「何が起こるか分からない」とはよく言われますが、男子代表の時とは逆に、流れが日本に向いていないことは間違いないようです。


負けはしなかったことで首の皮一枚つながっています。北朝鮮と中国が引き分けるなど、星の潰し合いも十分考えられ、あきらめるには早すぎます。初戦を落としたチームで、そこから立て直した例はなかなか思い浮かびませんが、何度も逆境を跳ね返してきたこの選手達なら、やってくれるのではと期待してしまうのです。


試合採点

ハッスル度 7

見応え度 6.5

名勝負度 6

満足度 5

悔しい度 10