大会:国際親善試合
結果:日本 3-3 アメリカ
場所:テレビ観戦
準備期間なしのぶっつけ本番。しかも標高1600mのアウェーでの初戦となった新生なでしこジャパン。勝敗は度外視で、どんな内容のサッカーを見せてくれるかに注目していましたが、前半で2ー0とリードした時は、流石に勝利への欲が出てきてしまうものですね。
序盤はアメリカのプレスに後ろ向きになっていた選手達。しかし今のアメリカにそれほどの高さやパワーを感じません。名前に萎縮していた部分もあるのかもしれませんが、そんな中でチームに勇気をもたらしたのが、岩渕選手のスーパーゴールでした。鋭いターンからフェイントで相手を外してミドルシュートは、「これぞ岩渕」という見事なゴールでした。
高倉ジャパンの最初のゴールなのも意味がありますね。待ちに待った岩渕時代の到来となるでしょうか。やはり宇津木選手や熊谷選手など、普段から外国人を相手に戦っている選手は違いを見せてくれました。大儀見選手だけは気合が入りすぎたようですが、2点目の後ろから入る動きはさすがでした。
一方、期待の国内組には苦い経験になったかもしれません。特にキーパーの山下選手は経験不足がモロに露呈してしまいました。能力の高さは間違いなし。しかしアメリカクラス相手には、キーパーの活躍無しでは勝利は難しいですからね。
10人の苦しい展開ながらも、横山選手がワンチャンスを決めてドロー決着。課題も収穫も多かった内容でしたが、勝てた試合をモノにできなかった悔いも残ります。それでも初戦でインパクトを残せたことは間違いないでしょう。周りの人達や選手自身が、「変わった」と思わせることに成功した高倉監督の初戦でした。
試合採点
ハッスル度 6.5
見応え度 6.5
名勝負度 6.5
満足度 6.5
つかみはOK度 7
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