大会:AFC U-19選手権 準々決勝
結果:U-19日本 4-0 U-19タジキスタン
場所:テレビ観戦
グループリーグのイエメン戦、イラン戦と見ていた限りでは、今回もワールドカップの切符を手にするのは難しそうだと感じたU-19代表。それでもカタール戦からは尻上がりに調子を上げていき、今日のタジキスタン戦では見事な完勝。この10年間の苦杯はなんだったのかと思うほど、あっけなく勝利した印象ですが、ひとまずはこの勝利を喜びたいですね。
さんざんベスト4の壁に跳ね返されてきた日本ですが、さすがにタジキスタンとなると、負けることは想像しにくい相手。それでも守りを固められ、スコアレスの時間が続くと嫌な展開になりそうな予感はありました。
それだけに前半8分での先制点は、日本にとって大きな得点となりました。引いた相手を崩すにはサイド攻撃が鉄則ですが、右サイドから崩した小川選手の先制点。カウンター返しで左サイドから右サイドへ揺さぶり、堂安選手の見事な追加点。
不用意なパスミスから、何度かカウンターを受けるシーンもありましたが、決定的な場面はほとんど作らせず。後半にもしっかり追加点を加え、見事な完勝だったと言えるでしょう。
東京五輪世代にもなってくるこのチームの、ワールドカップ出場は本当に大きな意味があります。U-17世代と揃って出場出来ることも喜ばしいこと。今のフル代表に明るい未来が見えないのは、下の世代の突き上げがないからなのですが、10年間も世界に出られない世代が続いていたわけですから、当然と言えば当然。この東京五輪世代には「失われた10年」を取り戻すくらいの、成長を期待したいものですね。
試合採点
ハッスル度 5.5
見応え度 6
名勝負度 5
満足度 6.5
10年越し度 10
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