大会:FPFアルガルベカップ 2018
結果:日本 0-2 カナダ
場所:テレビ観戦
佐々木監督時代、カナダと言えば「お得意様」でした。特にカナダワールドカップ前に行なわれた親善試合。3-0という結果も内容でも圧倒したこの試合は、なでしこジャパンが「最も強く見えた試合」として非常に印象に残っています。
そこから時が流れ、あまりにも「か弱く」見える現在の日本。それはそのまま、佐々木監督と高倉監督の力量の差として、ハッキリ現れてしまったのです。
失点シーンから見えてくるカナダとの戦術の差。「気持ちが足りない」とか「集中力が欠けている」という次元の話では無く、組織でパスコースを塞ぎ、前線から虎視眈々とボールを奪いに行くカナダ。日本のミスではなく、相手の狙い通りの得点と言えるでしょう。
デンマークのようにパスを繋がせてくれる相手には強いが、それを封じられた時の対策やアイデアは見えません。選手の組み合わせを試している間に、世界はどんどん完成度を高める一方。それが現状の「差」になっているのですが、さすがにチーム作りが遅過ぎなのでは?
E-1選手権の後、監督交代のチャンスを逃したサッカー協会。次はアジア予選という「本番」。5枠という緩い設定でも、今の日本ではけっこう心配。ここで結果が出ずに監督交代となっても、もうそれは後の祭り。まぁそうならないことを願うばかりですが。
試合採点
ハッスル度 4
見応え度 4
名勝負度 4.5
満足度 4
か弱い度 8
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