大会:2018 Tournament of Nations
結果:日本 1-2 ブラジル
場所:テレビ観戦
ベレーザから最多9人もの選手が選ばれている日本代表。しかし、そのベレーザと高倉ジャパンでは、やっているサッカーの中身は大きく違う。選手間をコンパクトにして中央から攻める高倉ジャパンと、ピッチをワイドに使いサイドから攻めるベレーザ。
どちらも善し悪しはありますが、難易度が高いのは高倉ジャパンの方。世界相手に強固な中央をこじ開けるのは難しく、ボール保持率の割にチャンスが少ないのはよく見る光景。中央でボールを失えは、カウンターを受けるのも必然。
よくJリーグを「ガラパゴスサッカー」と揶揄されることがありますが、実はなでしこリーグでもけっこう見かけるガラパゴス化。そんな中で今シーズンから指揮を取る、ベレーザの永田監督のサッカーは、胸がすく思いがするほど今日的で見ていても面白い。
だからこそこの試合の終盤から、高倉監督がベレーザ式の4ー1ー4ー1をテストして来たのには驚きでした。より中央の位置で能力を発揮できる長谷川選手。ウィングとサイドバックの関係で、サイドを崩す場面もアップ。短いながらも可能性を感じられた十数分。
このシステムを、高倉監督が本格的に取り組むかどうかわかりませんが、恐らくベレーザの試合を見て興味を持ったのは間違いないでしょう。このトライこそ、この試合での唯一の収穫。もちろん選手任せの「自由」では、機能しないシステムですけどね。
試合採点
ハッスル度 5
見応え度 5.5
名勝負度 5.5
満足度 5.5
ちょっとした驚き度 6.5
0コメント