結果:U-20日本 3-1 U-20ドイツ
場所:テレビ観戦
この世代のドイツで印象に残っているのが、2012年の日本大会で対戦した試合。0-3というスコア以上に、開始20分で決着を付けられてしまった衝撃的な敗戦。アメリカと並び、フル代表も含めて大きな壁となっているドイツ。だからこそ、この試合の日本の戦いぶりには驚かされました。
何より良かったのが組織的な守備。前線の選手の追い込みで、ドイツのパスコースを限定。中盤では複数の選手で囲みこんでプレスに行き、ボール奪取や相手のミスを誘います。ドイツも組織的なサッカーに変化させて来ていますが、組織力なら日本が上。キーパーのスタンボー選手の出番がほとんど無いほど、ドイツに何もやらせなかった日本。
攻撃では序盤こそ横パスが多かったものの、前半終盤からは日本の怒濤の攻勢。59分には宮澤選手のサイドチェンジから、遠藤選手が一人かわして待望の先制点。この1点によって、日本は守備の意識を強くするのではなく、さらに攻撃のギアアップをしたことが素晴らしかった。
70分に植木選手、73分に宝田選手と共にファインゴール。特に3点目はサイドバックのクロスからの美しい崩し。多くの選手が関わった、日本の良さが表れた得点でした。ツートップがしっかりと決めて、ラッキーガールになっている遠藤選手も好調。この15分間で勝負を決めた日本の強さは、まさに2012年のドイツを彷彿させるのでした。
予選グループから徐々に内容が良くなっているのも日本の強み。唯一の懸念は、死のグループだったことで、ほとんどターンオーバーが出来ていないこと。過密日程の中で、この後の試合には影響も出て来そう。それでも、アメリカ・ドイツという2大強国を敗ったならば、目指す場所は一つですよね。
試合採点
ハッスル度 6.5
見応え度 6.5
名勝負度 6
満足度 7
圧巻度 7
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