結果:U-20日本 2-0 U-20イングランド
場所:テレビ観戦
ヨーロッパでも、組織的なサッカーに変化させている国が増えています。そんな中で、昔ながらのロングボールを主体としたサッカーを貫くイングランド。ただ日本にとっては、この単純な攻撃が一番怖かったりするんですけどね。
それでも今大会の日本の守備力は光ります。ボールの出所に人数をかけてチャレンジし、五分五分のボールをボランチの2人が回収。完全にイングランドの攻撃を封じ込めた日本は、攻撃でも面白いようにパスが回ります。22分には植木選手が、「これぞストライカー」という先制点。
その5分後には、宮澤選手のシュートがクロスバーに弾かれ、それを遠藤選手が押し込み追加点。好調な攻撃陣の中で、一人波に乗れていなかった宮澤選手ですが、ここに来て待望の活躍。パンチのあるロングシュートと、ボールを奪われないキープ力で、全盛期の本田選手を彷彿させる選手。
これで最後のピースが揃ったことが、この試合の何よりの収穫となりました。しかし後半は一転して、イングランドに押し込まれる場面も。過密日程の中で、ある程度メンバーを固定して戦って来た日本。
ここに来て疲労が出るのは当然。しかも「ハードワーク」をウリにしているチーム。監督が選手にハードワークを求めるのなら、それに対応できるようなチームマネジメントや交代策も求められます。
しかし残すは1試合のみ。全てを出し切れる決勝戦では、その心配もなくなるでしょう。1試合ごとに成長を見せてくれているヤングなでしこの選手達。フル代表に繋げることが目的のチームではありますが、「今」を輝くこともこの上なく素晴らしいこと。初優勝を懸けたスペイン戦は24日。
試合採点
ハッスル度 6.5
見応え度 6.5
名勝負度 6
満足度 6.5
最後のピース度 7
0コメント